日本資本主義の父・渋沢栄一の正義と危機感
なぜ私たちは今、渋沢栄一を学ぶべきなのか。「経済人の神さまのようにいわれていた渋沢栄一が、その晩年、中国やアメリカとの国交をたいへん心配し、友好親善のために非常な…
「日本経済」危機克服の方法と目指すべき未来
「1回の危機は経済を変えるけれども、2回の危機はもっと変える」との伊藤元重先生の指摘のとおり、コロナパンデミックに見舞われた2020年は世界の経済を大きく変えた年でもあ…
これからの10年に求められる発想法・働き方
「人生の節目節目で自分のキャリアを見直して、新しい能力を身につけることが求められるようになった」、こう話すのは柳川範之氏(東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授…
意外と知らない「世界史」の教訓
「パパ、だから歴史は何の役に立つのか説明してちょうだい」―― これはフランスの歴史家マルク・ブロックが自分の子どもから受けた質問だ。素朴だが実に真剣味を帯びた問いだと…
米中対立と2020年アメリカ大統領選の行方
「将来の歴史家が“アメリカ大統領選挙を控えた2020年は、米中関係にとって1世紀に1回あるかないかという非常に決定的な曲がり角の年”と評するだろう」と語る中西輝政氏。そこ…
教養としての「世界の古典」の読み方
「教養とは何か」という問いに対して、それは知の基本となる「古典と世界史」だと東京大学名誉教授の本村凌二氏はいう。今回の特集では「世界の古典」の読み方と題して、古典…
これからの「幸福」の話をしよう
実は今、「幸せにも気をつける」べき時代になっている。それは、幸せに関するエビデンスが健康のエビデンスと同じように集まってきているからだと、前野隆司氏(慶應義塾大学…
ポストコロナの世界と日本の運命
世界中で猛威を振るった新型コロナウィルスだが、各国の対応が分かれるなか、日本の対応は非常に独特のものがあった。大事なことは、今後日本がどういった振る舞いをするか、…
進化するヒトの身体と脳の不思議
ヒトは生まれた後、どうやって周囲の環境を認知しているのか。なぜヒトは眠らないと生きていけないのか――身体には不思議がいっぱい詰まっている。そこで注目したいのは「環境…
激変する「経済・社会」の行方を読む
ITやAIの発達で社会や経済のあり方が大きく変わるという問題提起が、繰り返し出されていたが、いよいよそれが実際に像を結びつつある。ビッグデータとAIの活用で、これまでは…
新型コロナウイルス問題の本質と人類への課題
「グローバル化はその負の側面として大規模なウイルスの流行を招いてしまう可能性を包含している」と語る長谷川眞理子氏。そこに今回の問題の本質、また現代を生きるわれわれ…
人生100年時代のセカンドキャリア
「同じ仕事を何十年も続けるのではなく、一度リセットして、今までやったことがないことをやってみませんか」と、東京大学名誉教授の秋山弘子氏は「人生二毛作」を勧めている…
中国・韓国・北朝鮮のこれからを読む
「これからの30年間は、中国の30年間になるんじゃないか」と語る岡本行夫氏。冷戦後の30年を顧みての見立てだが、その間、驚異的な経済発展を遂げ、アメリカとの覇権争いを続…
いまこそ問うべき「新型コロナ」の核心
日本では2020年11月以降、新型コロナウイルスの感染者数が激増し、2021年1月8日に第2回目の緊急事態宣言が発出された。新型コロナウイルスについては、メディアでもさまざまな…
教科書では語られなかった戦国時代の真実
戦国という時代は一体、どのような時代だったのか。教科書に載っている史実だけを追っていては、歴史の意味、本質には決してたどりつけない。2020年の大河ドラマ「麒麟がくる…
人間力を磨き高める「デジタル寺子屋」
「人間力を高める」――これは時代を問わず、また洋の東西を問わず、人間の普遍的なテーマでしょう。テンミニッツTVには、「人間力」を高めるのに有益な講義が多数あります。し…
厳選!2020年を占う重要キーワード11
2020年はあらゆる分野において画期ともいえる年になるかもしれない。「5G」は通信分野における最重要キーワードだが、実際に普及したら、私たちの生活はどう変わるのか。宇宙…
クラシック音楽と西洋美術の世界
西洋的な文脈でリベラルアーツを語るときに欠かせないのが音楽である。なぜ音楽なのか。そこを理解しなければ、西洋音楽、特にクラシック音楽の教養性は分からない。また、西…
日本人のルーツと3万年の歴史
日本列島にホモサピエンスの集団がやってきたのは、およそ3万8000年前だという。彼らはどうやって海を越え、日本に渡ってきたのか。その後、時代は縄文、弥生へと進んでいくが…
デジタルトランスフォーメーションが社会・ビジネスを変える
「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念である「デジタルトランスフォーメーション(DX)」――。だが、日本のDXは世界と比して周回遅れ…
リベラルアーツの本質をつかむ
リベラルアーツとは本来「Liberal Arts and Sciences」のことで、通常省略されている「Sciences」の部分が重要だと、曽根泰教氏は言う。なぜなら、「science」の語源はラテン…
宇宙の謎と宇宙探査の最新技術に迫る
われわれが宇宙に行くためにはどうすればいいのか。そもそも宇宙はどうなっているのか。「はやぶさ2」や「ブラックホール」についてのニュースが話題となった今年の前半だが、…
「災害大国」日本 これからの防災
「天災は忘れた頃にやってくる」という寺田寅彦の警句から約100年。「異常気象」という言葉がメディアを賑わし、毎年のように自然災害のニュースが流れるようになった現在、彼…
教養として知っておきたい哲学書
哲学の古典として最も大事な作品だといわれているプラトンの『ソクラテスの弁明』。「近代哲学の父」と呼ばれるデカルトが書いた、『方法序説』とそれを上回る破格な著作。ま…
大人の教養読書~講師が語る「私のおすすめ本」~
「読書はそれだけで楽しくなる、そして教養の糧になるという信念も忘れてはなりません」と、歴史学者の山内昌之氏は語る。ではどんな本を読めばいいのか。学びのため、教養の…
人生100年時代の「がん医療」
人生100年時代、高齢化が進めば、がん患者の数も自然と増えていく。そこで、医療技術の発展だけではなく、がんの予防や検診による早期発見もがん対策として有効であると、がん…
謎解き日本史の旅・第二幕
「歴史には大きなエポックというものがある」と歴史学者の山内昌之氏は言う。エポックとは、その事件が起きることによって、大きな歴史の展開が果たされたという事件のことで…
「発想の転換」のすすめ~日本でイノベーションを生むには
「世界を変える」「生活のパターンを変える」「価値基準が変わる」ー“イノベーションとは何か”という問いに対して、10MTVオピニオン講師陣からはこうした言葉が飛び出した。そ…
厳選!2019年を占う重要キーワード10
2019年は国内外で重要なトピックが目白押しである。3月にはイギリスのEU離脱期限が訪れ、5月には平成から新元号へと切り替わる。米中の貿易戦争は収まる気配すらなく、中国や…
西郷隆盛~なぜ明治維新は実現できたのか~
内憂外患を退けつつ近代国家建設を目指すという難題に直面した明治維新において、西郷隆盛が果たした役割は大きい。では西郷隆盛はなぜ明治維新を実現させることができたのか…
教養としての「西洋哲学」
“西洋哲学の伝統はプラトンの哲学の注釈に過ぎない”―20世紀に活躍した哲学者ホワイトヘッドがこう評していると、東京大学大学院人文社会系研究科教授の納富信留氏は言う。まさ…
人生100年時代の「健康のすすめ」~長寿社会の医療と可能性~
日本の医療は世界最高評価なのに健康状態の自己評価は最低と、公益社団法人日本医師会副会長の今村聡氏は指摘する。そこには、世界一の長寿社会を実現させたわが国が抱える「…
語り継ぐべき戦争の記憶
「間もなくするうちに、戦争の直接の語り部は時間切れになるのではないでしょうか」―そう語るのは東京大空襲・戦災資料センター館長の早乙女勝元氏、86歳。近い将来、戦争を体…
和のこころ~忘れてはいけない日本文化の美学~
物語、余白、数寄、矛盾……これらは日本文化に秘められた美学、そのこころを読み解くキーワードだ。そこにはいったいどんな意味、どんな想いが込められているのか。今特集では…
自然災害のメカニズム~火山・地震・台風・地球温暖化~
「富士山は遠くない将来に必ず噴火する」―300年の休止期間を経た富士山が噴火すれば、爆発的な噴火となる可能性があると東京大学名誉教授の藤井敏嗣氏は語る。近年、火山噴火…
人生100年時代の「学びのすすめ」
「人間の大人だけが好奇心をずっと持つことができ、学び続けることもできる」―総合研究大学院大学長で人類学者の長谷川眞理子氏はそう語る。「人生100年時代」といわれ大人の…
「働く」とは何か~新たな働き方・生き方の時代へ~
「働くことは尊厳を持ったディーセント・ワークでなければならない」――これは国際労働機関(ILO)元事務局長ファン・ソマビア氏の言葉で、ディーセント・ワークの和訳は「働き…