全米TOP10大学の必読書1位が『ポリテイア(国家)』
プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(1)史上最大の問題作
日本では戦後、『国家』というタイトルで親しまれてきたプラトンの『ポリテイア』。実はこの書物は、現在もアメリカトップ10の大学生の必読書として、最も読まれている本だという。日本では『国家』という邦題のせいもあって、...
収録日:2022/07/08
追加日:2022/11/17
プラトンの『ソクラテスの弁明』は謎多き作品
プラトン『ソクラテスの弁明』を読む(1)真実の創作
哲学の古典として最も重要な作品ともいわれる、プラトンの『ソクラテスの弁明』。この傑作に何が書かれているのか、6回にかけて解釈していくことで、哲学者とは何かを考える。まず今回は、『弁明』の執筆背景となったソクラテス...
収録日:2019/01/23
追加日:2019/04/28
デカルトに『世界論』の出版を断念させた宗教裁判とは?
デカルトの著作に学ぶ(1)『世界論』『方法序説』
デカルトが四年の歳月をかけて準備した『世界論』の出版直前に、一つの宗教裁判が衝撃を与えた。地動説を唱えたガリレオの有罪宣告である。結局『世界論』の出版は断念され、『方法序説』公刊への道をたどることになる。そこに...
収録日:2018/09/27
追加日:2019/02/17
『方法序説』を上回るデカルトの破格な著作
デカルトの著作に学ぶ(2)『省察』『哲学原理』『情念論』
デカルトは生前、『方法序説』以外にも『省察』『哲学原理』『情念論』の三冊を公刊している。いずれもデカルトを理解するうえでは重要な著作ばかりだが、それぞれ誰に向けて、そしてどのように書かれているのか。(全2話中第2話)
収録日:2018/09/27
追加日:2019/02/21
モンテスキューとルソー…二人の思想家の共通の敵とは?
政治思想史の古典『法の精神』と『社会契約論』を学ぶ(1)二人の思想家
18世紀フランスの最も重要な思想家は、モンテスキューとルソーである。この二人は、前者が自由主義思想を確立し、後者が民主主義思想を発展させた点や、経済に対する考え方などに関して相違点を持つが、専制に対する手厳しい批...
収録日:2020/08/17
追加日:2020/09/19
「共感」によって道徳を基礎付けようとした「道徳感情論」
近代中国哲学と西洋哲学(3)18世紀西欧の道徳思想
アダム・スミス、デビッド・ヒューム、イマヌエル・カント。18世紀ヨーロッパの思想家三人を取り上げ、18世紀、近代グローバル化時代に洋の西と東で共有されていた問いを俯瞰する。東京大学東洋文化研究所教授・中島隆博氏...
収録日:2014/12/19
追加日:2015/07/02