なぜ温暖化対策は必要か?気候変動の総費用から考える
水から考える「持続可能」な未来(3)気候変動社会の持続可能な開発
人口が増えることは地球温暖化に影響があるのか。日本は田畑を利用したバイオマス燃料の開発にもっと注力するべきではないのか。聴講者から寄せられた質問への応答を通じ、持続可能な社会づくりを具体的に考える。(2024年9月14...
収録日:2024/09/14
追加日:2025/03/20
なぜ弥生時代の始まりが600年も改まった?定説改訂の背景
弥生人の実態~研究結果が明かす生活と文化(1)弥生時代はいつ始まったのか
弥生時代の始まりが600年ほどさかのぼった――私たちがかつて教科書で習ってきた知識は日々の研究によって更新され、紀元前3世紀だった弥生時代の開始年代の定説が近年、測定法の洗練によって大幅に改められたのだ。その背景には...
収録日:2024/07/29
追加日:2025/03/19
おひとり様の世界が当たり前…我慢の経営が招いた悪循環
グローバル環境の変化と日本の課題(3)日本経済30年間の悪循環
「失われた30年」といわれている日本経済だが、実は2001年頃にわずかだが経済成長しており、悪循環から脱却するチャンスはあったのだ。ではなぜそうならなかったのか。日本経済衰退の要因とともに、非正規雇用の定着と出生率の...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/03/18
野球の師・大谷選手の父から学んだ「3つの教え」とは
大谷翔平の育て方・育ち方(3)リトルリーグ時代の経験と父の教え
大谷翔平の育ち方を知るため、どんな師に出会い、何を学んだのかを見ていくことが大事である。年上の子どもたちの中で野球に励んだリトルリーグ時代、自分よりうまい子がたくさんいることを知り、素質だけでは勝てない世界で努...
収録日:2024/11/28
追加日:2025/03/17
東大生YouTuber!?『三四郎』に描かれたメンタルヘルス問題
いま夏目漱石の前期三部作を読む(3)『三四郎』の時代背景と深い陰影
夏目漱石の前期三部作の最初の作品となる『三四郎』は、九州から上京した三四郎の視点を通じて明治末期の知識人の姿を描いている。特に東京帝大の学生たちの姿や、彼らが直面する不条理を鋭く捉え、知的に生きることの困難さを...
収録日:2024/12/02
追加日:2025/03/16
米国ではどのようにお金が回っているか…日米比較で考える
お金の回し方…日本の死蔵マネー活用法(4)資産循環の日米比較
日本の経済成長が停滞する一因として、お金の「死蔵」が挙げられる。その背景にある資金偏在の問題とは何か。財政支出の影響や日米のマネー活用の違いを検証し、日本の資産循環モデルの課題と改善策を考える。(全6話中第4話)
収録日:2024/12/04
追加日:2025/03/15
長寿雇用戦略…いくつになっても働きたい人が働ける社会へ
第2の人生を明るくする労働市場改革(6)長寿雇用戦略と健全な危機感
労働市場を流動化させることが急務である日本だが、企業や個人はどのように対応していくべきなのだろうか。労働者の生産性に応じた給与システムの導入、スキルアップによる能力向上が求められる中、政策としては非常に重要なの...
収録日:2024/08/03
追加日:2025/03/14
民主主義は、民主主義の中から考えていてもわからない
民主主義を考えるための十二の根本原理(1)民主主義は「神」ではない
民主主義は人民統治のシステムの重要な一つだが、決して「神」ではない。民主主義社会を本当の意味で理解するためには、民主主義の中から考えていてはいけない。つまり、民主主義という政治手法、政治思想がどういうところから...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/03/14
人類が経験したことのないリスクが東京に…温暖化の脅威
水から考える「持続可能」な未来(2)気候変動への緩和策と適応策
急速な気候変動が起これば、これまでの気候に応じて形成してきたそれぞれの地域社会は維持できなくなってしまう。ではどうすればいいのか。温暖化を元から断つ「緩和策」だけでなく、温室効果ガスが生じたときの被害を最小限に...
収録日:2024/09/14
追加日:2025/03/13
世界哲学マップをどう描くか…西洋に偏った哲学史の是正へ
世界哲学のすすめ(9)世界哲学史の構想
哲学の多様な伝統を生かしていくためには、世界哲学をマッピングすることが必要だと説く納富氏。それが地域による哲学伝統、その偏りを是正する方策となるからだ。1つの伝統には裏表もあれば分岐もあり、他地域からの流入を経て...
収録日:2024/09/06
追加日:2025/03/12
撤退モード…中国で苦戦する日本の自動車産業の現実
グローバル環境の変化と日本の課題(2)日本が直面する課題
日本が直面する最大の課題は人口減少と高齢化である。2100年には現在のおよそ半分となる6300万人にまで人口が減るだろうと推計されている。そうした状況の中で、円の価値は下がり続け、GDPは近隣諸国に追い抜かれている。打開策...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/03/11
なぜ二刀流は日米で成功したか?才能と出会いが生んだ幸運
大谷翔平の育て方・育ち方(2)プロ野球選手としての歩み
「大谷翔平にはダルビッシュ有と松井秀喜がいる。だから二刀流をやめろとは言えない」――これは高校時代から大谷選手の類まれなる才能を認めていた栗山英樹氏の言葉だが、北海道日本ハムに入団した大谷選手は、栗山監督(当時)...
収録日:2024/11/28
追加日:2025/03/10
『漱石の病跡』――江藤淳が評価した病跡学による漱石論
いま夏目漱石の前期三部作を読む(2)漱石とメンタルヘルスの関係
英語教師から留学を経て小説家となった夏目漱石。神経衰弱に苦しみながら執筆を続け、新聞の連載で三部作を発表するのだが、その漱石について「病跡学」という観点から精神科医が書いた『漱石の病跡』という本がある。漱石論と...
収録日:2024/12/02
追加日:2025/03/09
緊縮&積極の是非は!?~財政出動が及ぼす景気への影響
お金の回し方…日本の死蔵マネー活用法(3)お金がつくる景気の波…民間VS政府
お金の量が短期間に大量に変化すると、景気に大きく影響を与えるケースがある。米国のリーマンショックやコロナショック、さらに日本のバブル崩壊やアベノミクスなどを検討しつつ、お金の生まれ方と量の変化、そして景気の関係...
収録日:2024/12/04
追加日:2025/03/08
年収の壁、解雇ルール、退職金…活発な労働移動を阻む要因
第2の人生を明るくする労働市場改革(5)労働市場の流動化への障壁
なぜ労働市場の流動化がなかなか進まないのか。実は日本には労働移動が不利になる制度や慣行があるのだ。例えば退職金の優遇税制、解雇ルール、年収の壁がそれに当たるが、それぞれどのような内容なのか。労働市場改革を実現す...
収録日:2024/08/03
追加日:2025/03/07
最悪10メートル以上海面上昇…将来に禍根残す温暖化の影響
水から考える「持続可能」な未来(1)気候変動の現在地
今や世界共通の喫緊の課題となっている地球温暖化。さらに、日本国内の上下水道など、インフラの問題も、これから大きな問題になっていく。地球環境からインフラまで、「持続可能」な未来をどうつくっていくのかについて、「水...
収録日:2024/09/14
追加日:2025/03/06
プラトンのアカデメイア…哲学の歴史に重要な場とメディア
世界哲学のすすめ(8)哲学の組織
哲学は共同作業だと、世界哲学プロジェクトは考える。師匠と弟子、あるいは弟子同士が問いの共有のもと対話をしなければ、哲学伝統は後世に残らないからだ。そして、書き物を継承するための場としての役割を果たしたプラトンの...
収録日:2024/09/06
追加日:2025/03/05
トランプの動きを止められるのは?グローバル環境の現在地
グローバル環境の変化と日本の課題(1)世界の貿易・投資の構造変化
アメリカでは再びトランプ氏が大統領に就任し、アメリカ・ファーストのもと大型関税に舵を切る一方、中国は過剰な輸出体制を取っている。加えて、気候変動を踏まえたサステナビリティの議論も進むグローバル環境において、日本...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/03/04
大谷翔平選手に天の配剤…花巻東高校での貴重な経験を糧に
大谷翔平の育て方・育ち方(1)花巻東高校までの歩み
大谷翔平選手は今や野球界だけでなく世界中のスポーツ界の象徴的存在だが、本人は「自分も最初からこの体と技術があったわけではない」と努力と練習の成果を強調している。いったいどんな出会いやプロセスが彼を育ててきたのか...
収録日:2024/11/28
追加日:2025/03/03
修善寺の大患…反知性主義の時代に夏目漱石を読み直す意味
いま夏目漱石の前期三部作を読む(1)夏目漱石を読み直す意味
反知性主義が跋扈する現代社会。21世紀も四半世紀が過ぎ、知性で社会を理解しようとすればするほど葛藤が生まれるこの時代、日本人にとってはもう一度読み直すべき作家が夏目漱石ではないだろうか。実は1世紀以上前の明治の終...
収録日:2024/12/02
追加日:2025/03/02
なぜ銀行が国債を買うとお金の総量が増えるのか
お金の回し方…日本の死蔵マネー活用法(2)お金の総量と国債…残念なブタ積み
社会に流通するお金の総量を司っているのは日本銀行券を発行する日銀だと、一般には思われているかもしれない。しかし、日銀がお金を生み出すその量はあくまで受動的に決定されており、その増減の鍵を握るのは人々の需要と民間...
収録日:2024/12/04
追加日:2025/03/01
勤続年数が長いほど生産性は低い…労働市場の流動化が急務
第2の人生を明るくする労働市場改革(4)求められる流動的な労働市場
テクノロジーの進歩やグリーン化に伴う労働環境の変化への対応は、若年層からシニア層まで全ての働き手が向き合わなければならない。重要なのは、日本の労働市場がもっと流動化することだ。つまり、「流動的な労働市場」が生産...
収録日:2024/08/03
追加日:2025/02/28
謎の絵師・東洲斎写楽を「役者絵」で起用した蔦重の思惑
「江戸のメディア王」蔦屋重三郎の生涯(8)大首絵の成功と蔦重の最期
当時の出版界の花形である錦絵に参入した蔦屋重三郎は、錦絵のひとつである「大首絵」の製作にも着手。すると蔦重は、当時無名の写楽を起用し、デフォルメを効かせた大首絵で世間を驚かせた。出版界を上り詰めた蔦重は直後に病...
収録日:2024/11/06
追加日:2025/02/27
哲学世界の「4つの共通言語(リングワ・フランカ)」とは
世界哲学のすすめ(7)哲学の言葉
世界哲学を遂行していく上で避けては通れないのが言語の問題である。哲学では、議論するための言語として、かつてギリシア・ラテン語をはじめ4つの「共通言語(リングワ・フランカ)」が使われてきたが、今はそれが英語になって...
収録日:2024/09/06
追加日:2025/02/26
おススメは「AI筋トレ」、社長自らCopilotで毎日AIと対話
生成AI「Round 2」への向き合い方(10)組織カルチャーの変容とAI筋トレ
生成AIの活用にはもう一つ大事な段階がある。それは組織カルチャーの変容である。最新のテクノロジーを単に活用するだけでなく、企業や組織のカルチャーを根本的に変えることを可能にするポテンシャルが生成AIにはあるからだ。...
収録日:2024/11/05
追加日:2025/02/25
坐禅で自分を「非社」にして、あらゆる機会を学びにする
禅とは何か~禅と仏教の心(7)非社とオーガニック・ラーニング
坐禅をするのは「非社」になること――非社とは、社会を否定しているわけではなく、名刺にあるような社会的次元を超えている状態を指す。例えば、XとYの座標でいえば、自分の状態をその中に位置づけることができるのは座標上の原...
収録日:2024/08/09
追加日:2025/02/24
10年で大きく進歩…膵臓がん治療の最新事情と可能性
膵臓の病気~がんと治療の基礎知識(2)膵臓がん治療の現在地
がんの死亡原因の第4位に位置する膵臓がんは、がんの発見の難しさや外科的手術の困難が指摘されてきた。できるだけ早く発見し、治療の可能性を広げるために私たちができることは何か。がんの早期発見をするために重要な検査項目...
収録日:2024/07/19
追加日:2025/02/23
信用創造・預金創造とは?社会でお金が流通する仕組み
お金の回し方…日本の死蔵マネー活用法(1)銀行がお金を生む仕組み
日本経済が低迷する原因は何か。大きなポイントとして「お金が回っておらず、死蔵されてしまっていること」が挙げられる。そもそも、お金が市中にどのように流通し、どのような役割を果たしていくのかを理解しなければ、経済を...
収録日:2024/12/04
追加日:2025/02/22
未来が危ない…メガトレンドの変化が生み出す2100年の日本
第2の人生を明るくする労働市場改革(3)3つのメガトレンドの変化
「雇用は生産の派生需要」という言葉が経済学にはある。これは非常に重要な命題で、人や雇用が先ではなく、生産があって初めて雇用が生まれるという考え方だ。そして、経済の状況が変われば雇用環境も変化を余儀なくされるので...
収録日:2024/08/03
追加日:2025/02/21
喜多川歌麿の美人画が革新的だったわけ…蔦重の戦略とは
「江戸のメディア王」蔦屋重三郎の生涯(7)逆境を逆手にとった錦絵
さまざまな出版物のなかでも当時の花形だったのが、多色刷りの浮世絵である錦絵だ。さらなる躍進を目論む蔦重も、当然その錦絵に目をつけていたが、その参入の契機となったのは出版規制が厳しくなった松平定信時代だった。逆境...
収録日:2024/11/06
追加日:2025/02/20