10MTV サービス概要・会員登録 産経iD新規登録(無料)・ログイン
「習1強」体制の本質

「習1強」体制の本質

習近平国家主席とはいかなる人物で、「習近平思想」とはどのようなものなのか? 現在、中国共産党が直面している課題や状況とは? また、そもそも歴史的に見て、全体主義、独裁、民主主義をどのように考えるべきなのか? 多面的に「習1強」体制の本質を考えたい。

国家の上に存在する中国共産党はどのような組織なのか

中国共産党と人権問題(2)中国共産党は超法規的存在?

習近平総書記率いる中国共産党が一党支配する中国の政治体制は、どのような仕組みで動いているのか。中華人民共和国建国の歴史的背景や、日本における大日本帝国憲法での天皇の規定との比較から、アメリカや日本の政治と大きく...
収録日:2021/10/15
追加日:2021/12/31
橋爪大三郎
社会学者

習近平への権力集中…習近平思想と中国の夢と強国強軍

習近平―その政治の「核心」とは何か?(1)習近平政権の特徴

国際社会における中国の動きに注目が集まっている。新冷戦ともいわれる米中摩擦が激化する中、2021年7月に中国共産党は創立100周年を迎えた。毛沢東以来、初めて「思想」という言葉を党規約に盛り込んだ習近平。彼が唱える「中...
収録日:2021/07/07
追加日:2021/09/07
小原雅博
東京大学名誉教授

習近平思想の内容とは…本当に「思想」と呼べるものなのか

習近平―その政治の「核心」とは何か?(4)独裁の危険性と習近平思想

習近平の時代になって、反腐敗闘争の結果、不正が減ったことは国民から評価されている。一方で習近平への権力と権益の集中は、独裁につながり、文化大革命のようなことが再び起きかねないと危ぶまれている。これは一党独裁体制...
収録日:2021/07/07
追加日:2021/11/02
小原雅博
東京大学名誉教授

中国が進める「帝国的ルールメイキング」とは何か

米中戦略的競争時代のアジアと日本(3)「中国の夢」と自力更生

習近平は「中国の夢」の実現に向けて、一党独裁体制を強めている。欧米とは異なる帝国主義的なやり方で驚異的な経済成長を続ける中国だが、すでに労働力はピークを迎え、少子高齢化社会の未来は確実となっている。そうした中、...
収録日:2021/11/24
追加日:2022/02/23
白石隆
公立大学法人熊本県立大学 第3代理事長

独裁・共和政・民主政――繰り返されてきた世界の歴史

独裁の世界史~未来への提言編(1)国家の三つの要素

古代ギリシアに始まった「独裁の世界史」シリーズは、独裁・共和政・民主政の違いを主要なテーマとして、その後、ローマ、ヴェネツィア、フランス革命と解説を進めてきた。ここで、いったん現代に立ち返り、これまでの講義を振...
収録日:2020/08/07
追加日:2020/10/30
本村凌二
東京大学名誉教授

ルソーの「一般意志」「特殊意志」「全体意志」の違いとは

『法の精神』と『社会契約論』を学ぶ【質疑篇】(3)「一般意志」と全体主義

ルソーは『社会契約論』において三つの異なる意志を定義した。その中でも、特殊意志の総和としての全体意志と、市民全体の共通善を志向する一般意志の間の差異は、重要ながら分かりづらい。一般意志の議論は、ともすれば無謬性...
収録日:2020/08/17
追加日:2020/11/19
川出良枝
東京大学大学院法学政治学研究科教授

21世紀の毛沢東と周恩来を目指しているのか?

習近平の野望~中国の権力闘争

薄熙来、徐才厚、周永康と相次ぐ超大物の摘発、失脚。この「粛正」を断行しているのが習近平国家主席だ。「腐敗追放」のスローガンの背後で習近平が真に狙うものは何なのか。岡崎久彦氏が彼を「毛沢東かスターリンか」と評する...
収録日:2014/08/01
追加日:2014/09/04
岡崎久彦
外交評論家

中国が各国の政治を内側から侵食し始めている

インテリジェンス・ヒストリー入門(5)中国の影響力

歴史学者で京都大学名誉教授の中西輝政氏は、世界のインテリジェンスに起きている大きな変化の一つとして、中国の影響力を挙げる。中国が各国の内政を内側から侵食し始めているのだ。さらに、民主主義社会にとって大きな脅威は...
収録日:2017/11/14
追加日:2018/06/10
中西輝政
京都大学名誉教授

関連特集

日本人が知らないアメリカの真実

いったいアメリカはどこへ向かうのか? そもそも、アメリカとはどのような国なのか? ニュースを見ているだけでは、アメリカの核心はわかりません。歴史や宗教、さらに現状…

中東争乱の背景を深く知る

凄惨なテロ攻撃、そして報復に次ぐ報復。この憎悪と争乱の悲劇的な連鎖は、なぜ、いかに起きているのでしょうか。それを知るためには、歴史や宗教もひもとかなければなりませ…

2024年 自民党総裁選を考える

2024年9月27日投開票が予定されている「自民党総裁選」。マスコミ報道は「誰が勝つか」ばかりになりがちですが、実は「政策転換は行なわれるのか」「日本はどうなるのか」「保…

世界の読み解き方

世界が激変している。それは日々のニュースを見るたびに痛感されることです。このようなときこそ、眼前の情勢ばかりを追うのではなく、その根底にあるものをしっかりと理解し…

令和6年上半期 人気ランキングBest10

令和6年(2024年)がスタートして、早くも半年が経過しました。さて、この半年の人気ランキングは? ぜひうっかり見逃していた「人気講義」もチェックして、気になった講義を…

「日本の政治」失敗の本質

日本の政治の「悪口」をいうのは、まことに容易いことです。しかし、「悪口」で終わっていたら、何の進歩も改善もありません。「失敗の本質」はどこにあるのか。どうすれば政…

その他の特集

『源氏物語』を味わい尽くす

日本人として知っておきたい『源氏物語』。いつかは読んでみたいと思いながら実現していない方も多いのでは?『源氏物語』を味わうために知っておきたいこと、そして『源氏物…

上質な教養としての「読書」

書物は親友にもなれば、悪友にもなります。では、「永遠の友」になるような本はどのようなものでしょうか。そして、そんなかけがえのない友との上手なつきあい方とは? 「生…

秋に人間力を実らせる(令和6年版)

「実りの秋」とよくいわれます。ぜひ自分自身の「人間力」にも「実り多き」ときとしたいもの。大好評の「人間力」シリーズの最新令和6年セレクションです。今回は「人間力を高…