10MTV サービス概要・会員登録 産経iD新規登録(無料)・ログイン
大奥の真実

大奥の真実

 
何かと話題の「大奥」。しかし、まじめにその実態を学んでみると、思いもしない「歴史への影響力の大きさ」が見えてきます。時代劇でよく聞く「女は男の政治の道具」などといった見方も大きく変わるかもしれません??

大奥のはじまり…春日局を悩ませた徳川家光の衆道好き

江戸時代を支えた大奥(1)生活空間としての大奥の確立

テレビドラマなどでも題材になることが多い大奥だが、その実態は、作品世界で描かれるような世界とは少し違っているようだ。社交や儀式の場となる「表」に対して、プライベートな空間として区切られた「奥」という空間。その最...
収録日:2023/08/21
追加日:2023/10/15
堀口茉純
歴史作家

8代将軍・徳川吉宗はなぜ大奥で非常に評判が良かったのか

徳川将軍と江戸幕府の軌跡~吉宗編(2)統治経験と大奥

8代将軍・徳川吉宗には若い頃、立派な領主としての統治経験があった。一方、非常に好奇心旺盛で、生活感覚も持ち合わせていた。そんな吉宗は大奥でも非常に評判が良かったという。影響を与えたのは母親である浄円院だろうと山内...
収録日:2020/01/07
追加日:2021/07/17

11代将軍・徳川家斉が50年もの長期政権を築けた理由

徳川将軍と江戸幕府~徳川家斉(1)家斉が長期政権を維持できた理由

江戸幕府11代将軍・徳川家斉は約50年にわたる安定した長期政権を築いた。その要因として、山内昌之氏は4つの点を挙げる。中でも注目したいのは、「自分の血(子ども)を全国に行きわたらせた」点である。このようなことを行った...
収録日:2020/12/14
追加日:2023/07/26
山内昌之
東京大学名誉教授

忍者の末裔は江戸時代、大奥の事務官もしていた

「忍者」とは何か(5)忍術の道具と「忍者の末裔」の仕事

江戸時代の忍術書には忍びの道具について書かれているが、なかには「水蜘蛛」のようにこれまで漫画などで描かれてきたイメージとは違った使い方をするものもある。そうしたことが分かると、「実際の忍者はこうだった」と夢を壊...
収録日:2019/08/27
追加日:2020/02/13
高尾善希
三重大学国際忍者研究センター 准教授

お妾さん文化、不倫騒動…時代で変わる価値観の多様性

江戸とローマ~娼婦と遊女(4)変化する価値観と遊女文化

明治以降、ヨーロッパのキリスト教文化の影響を受けてきた日本人は、そうした近代の価値観に基づいて吉原についても批判する。だが、歴史的な事象は、同時代の価値観、あるいはその地域の価値観に基づいて考えてみるべきもので...
収録日:2021/08/20
追加日:2023/05/08
本村凌二
東京大学名誉教授

関連特集

『源氏物語』を味わい尽くす

日本人として知っておきたい『源氏物語』。いつかは読んでみたいと思いながら実現していない方も多いのでは?『源氏物語』を味わうために知っておきたいこと、そして『源氏物…

日本人が知らないアメリカの真実

いったいアメリカはどこへ向かうのか? そもそも、アメリカとはどのような国なのか? ニュースを見ているだけでは、アメリカの核心はわかりません。歴史や宗教、さらに現状…

上質な教養としての「読書」

書物は親友にもなれば、悪友にもなります。では、「永遠の友」になるような本はどのようなものでしょうか。そして、そんなかけがえのない友との上手なつきあい方とは? 「生…

秋に人間力を実らせる(令和6年版)

「実りの秋」とよくいわれます。ぜひ自分自身の「人間力」にも「実り多き」ときとしたいもの。大好評の「人間力」シリーズの最新令和6年セレクションです。今回は「人間力を高…

今こそ熟考すべき第二次世界大戦の教訓

いまは「戦前」である。そのような声も聞こえてきます。たしかに世界は大きく揺れており、いくつもの危機が現実のものとなっています。このようなときこそ、第二次世界大戦の…

パリ五輪が100倍楽しくなる名講義

パリ五輪(2024年7月26日~)を観戦するときに、ぜひとも知っておきたいとっておきの講義を集めました。アスリートはどのようなことを考えて、どのように準備し、いかに本番に…

その他の特集

中東争乱の背景を深く知る

凄惨なテロ攻撃、そして報復に次ぐ報復。この憎悪と争乱の悲劇的な連鎖は、なぜ、いかに起きているのでしょうか。それを知るためには、歴史や宗教もひもとかなければなりませ…

AIの時代に何が起きるのか

この1年を振り返ってしみじみ実感するのは、AI時代が一気に到来したということ。もはやAIが実装される社会への扉は完全に開かれつつあるといえるでしょう。はたして、AI社会に…

2024年 自民党総裁選を考える

2024年9月27日投開票が予定されている「自民党総裁選」。マスコミ報道は「誰が勝つか」ばかりになりがちですが、実は「政策転換は行なわれるのか」「日本はどうなるのか」「保…