10MTV サービス概要・会員登録 産経iD新規登録(無料)・ログイン
日本の防衛は大丈夫か

日本の防衛は大丈夫か

ウクライナ侵略は、けっして対岸の火事ではない。ウクライナの惨状を目にするにつけ、心配になるのは「日本の防衛」である。はたして台湾有事が起こったらどうなるのか。日本の防衛に何が必要なのか。いまこそ防衛を考えよう。

『墨子』の思想…「非戦・非攻」の裏にある優れた国防論

墨子に学ぶ「防衛」の神髄(1)非攻と兼愛

古代中国で500年以上続いた春秋戦国時代には、さまざまな思想や軍略を掲げる思想家も群雄割拠した。その中で儒家とともに群を抜いていたのが「非戦・非攻」を主張した墨家である。秦の始皇帝以来、歴史の影に隠れていた『墨子』...
収録日:2021/12/23
追加日:2022/05/11

プーチンの核恫喝で生じた「エスカレーションのジレンマ」

ウクライナ戦争に揺らぐ国際秩序(2)エスカレーションのジレンマ

今回のウクライナ戦争は、国際秩序に関わるさまざまな問題を提起している。国連安全保障理事会のメンバーであるロシアが、一方的にウクライナに武力侵攻し、核兵器の使用を示唆することで、他国の介入を抑制している。これまで...
収録日:2022/04/01
追加日:2022/05/06
山内昌之
東京大学名誉教授

「台湾危機は必ず日本を巻き込む」――日米同盟を抑止力に

対中国戦略・日本の決定的な決断(2)台湾問題と日米同盟の抑止力

「台湾問題」「日本の防衛力強化」「経済安全保障」が日米首脳会談および共同声明において焦点となった3本柱。中でも「台湾問題」は、現在かつてない緊張が始まっている。2020年末から2021年の初めにかけて中国の空軍機がしきり...
収録日:2021/04/23
追加日:2021/05/26
中西輝政
京都大学名誉教授

日本の外交には「インテリジェンス」が足りない

インテリジェンス・ヒストリー入門(1)情報収集と行動

国家が的確な情報を素早く見つけ行動するためには、インテリジェンスが欠かせない。日本の外交がかくも交渉下手なのは、インテリジェンスに対する意識の低さが原因だ。日本人の苦手なインテリジェンスの重要性について、また日...
収録日:2017/11/14
追加日:2018/05/07
中西輝政
京都大学名誉教授

いかに「使える自衛隊」に変えていくか

自衛隊改革~使える組織へ(1)「成功体験」や「伝統」を見直せ

変わりゆく時代状況において、自衛隊も変革が求められている。しかしながら伝統的な組織運営から「使える自衛隊」に変えていくには、地道な説得と自己改革が必要である。アメリカとの比較から分かったのは、国防や安全保障につ...
収録日:2019/06/19
追加日:2019/10/17

関連特集

歴史から「戦争」を考える

ウクライナ戦争をはじめ、戦争の行方を考えるためには、やはり歴史に学ぶのが一番です。たとえ時代背景や軍事技術がまったく違っていたとしても、歴史と比較するとクリアに見…

「自由」とはいったい何か?

失ってはじめて、しみじみ「大切さ」が痛感されるものがある。現代日本人にとって「自由」は、まさにそんな「死活的に大切なもの」の代表格ではないでしょうか。権威主義やデ…

世界経済は本当はどう動くのか?

ニュースで「世界経済」について語られない日はありません。しかし、「本当は世界経済はどのようにして動いているのか」について、正しく理解できているでしょうか。様々な動…

「台湾有事」と日本の危機

台湾有事の危険性が叫ばれ、日本の対応も迫られている。だが、本当は何が起きようとしているのか。日本はどうしなければいけないのか。そして各国の思惑とは。危機の「核心」…

意外と知らない本当の「世界史」

日本の「世界史」は世界のスタンダードではない。なにしろ、明治時代に導入したドイツ型の西洋史と、東洋史の伝統が、複雑に交配しているのだ。では、世界史をどう学べばいい…

2023年に世界はどうなる~回顧と展望

はたして、2023年、世界はどうなるのだろうか。なおも続く、ロシアによるウクライナ侵略。危機が高まる台湾問題。そしてロシアの天然ガス問題で混迷する地球温暖化問題……。202…

その他の特集

「最高の睡眠」を手に入れる

「睡眠は健康のために、とても大切」……そうわかっていても「睡眠」に悩みを持つ方も多いものです。しかも、睡眠のことを気にすると、ますます眠りにくくなってしまったりする…

ChatGPT:AIと人類の未来

「ChatGPT」が大いに話題です。質問を投げかけると、それに対する答えを返してくれる、人工知能チャットボットです。しかし、その問題点もいろいろと指摘されていて……。AIの能…

日本経済が進むべき道

厳しく悲観的な話ばかりが語られがちな日本経済。しかし本来、多くの可能性があるのではないか。そのようにプラス思考で考えていけば、単なる弥縫策ではない「進むべき道」が…