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長谷川眞理子

長谷川眞理子

はせがわまりこ

総合研究大学院大学長
生年:1952年

出身:東京都

専攻:行動生態学、進化生物学

略歴:
1976年 東京大学理学部(生物学科)卒業
1983年 東京大学大学院理学系研究科人類学専攻博士課程修了(理学博士)
1980年 国際協力事業団派遣専門家(タンザニア野生動物局)
1983年 東京大学理学部生物学科助手(人類学教室)
1990年 専修大学法学部助教授
1992年 イェール大学人類学部客員准教授(1月~6月)
1994年 イェール大学人類学部客員准教授(1月~6月)
1996年 専修大学法学部教授
2000年 早稲田大学政治経済学部教授
2006年 総合研究大学院大学葉山高等研究センター教授
   (生命共生体進化学専攻準備室長)
2007年 総合研究大学院大学生命共生体進化学専攻 専攻長
2011年 総合研究大学院大学先導科学研究科 研究科長
2014年 総合研究大学院大学 理事・副学長
2017年 総合研究大学院大学長

他の主な役職:
国家公安委員会委員(2007年~)
日本人間行動進化学会 副会長
日本進化学会 評議員

著書:
 「クジャクの雄はなぜ美しい?」 紀伊國屋書店
 「進化とは何だろうか」 岩波ジュニア新書
 「ダーウィンの足跡を訪ねて」 集英社
「生き物をめぐる4つの「なぜ」」 集英社新書
「科学の目 科学のこころ」 岩波新書
 「動物の生存戦略--行動から探る生き物の不思議」放送大学叢書
 「進化と人間行動」(長谷川寿一との共著) 東京大学出版会 など

訳書:
 C.ダーウィン「人間の進化と性淘汰I、II」 文一総合出版
 J.ブラウン「ダーウィンの種の起源」 ポプラ社
 M.リドレー「赤の女王 性とヒトの進化」 新潮社
 J.ブロックマン「知のトップランナー149人の美しいセオリー」青土社 など

ウイルスの話 (全3話)

収録日:2020/02/17
追加日:2020/03/12

きわめて特異的な「ウイルスと宿主の関係」

ウイルスの話(1)生物なのか、そうではないのか

追加日:2020/03/12
ウイルスとはいったい何なのか。彼らは生物とは異なり、自分でエネルギーを生み出して生存するわけではなく、遺伝情報のみを持ち、他の生物の機能を利用して自らを複製している。そうした「ウイルスと宿主の関係」はきわめて特異的だ...

大きな被害をもたらす一本鎖RNAのウイルスとは

ウイルスの話(2)感染メカニズムとDNA・RNA

追加日:2020/03/12
ウイルスにはDNA(二本鎖)を持っているものとRNA(一本鎖)しか持っていないものが存在する。ポイントは変異の速度で、DNAウイルスは頻繁に変異が起こらないため、その間にワクチンを開発することができる。一方、RNAだけしか持って...

ウイルスの大流行を招くのはグローバル化の負の側面

ウイルスの話(3)ウイルスの起源とグローバル化との関係

追加日:2020/03/12
ウイルスの起源はどこにあるのか。起源はウイルスごとに異なるが、サル、ブタ、ニワトリ、水鳥などがウイルスに感染し、ヒトと一緒に暮らすことで接触が高まるあいだにそのウイルスが突然変異を起こし、ヒトに感染するようになるケー...

『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』 (全5話)

収録日:2019/04/03
追加日:2019/07/26

『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』に学ぶBIG History

『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』(1)BIG History

追加日:2019/07/26
人類はその出現以降どのように発展してきたのか。宇宙の始まりから現在に至るまでの歴史を、人類の発展とともに振り返る「BIG History」が最近、注目を集めている。その代表ともいえるユヴァル・ノア・ハラリの二つの著作『サピエンス...

『サピエンス全史』の認知革命「虚構を共有する」とは何か

『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』(2)認知革命

追加日:2019/08/02
ユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』の第1部では、認知革命についての議論が展開される。人類は、主観としての認識だけではなく、他人も同じものを認識しているという認識を持つことによって、虚構を共有する能力を身に付けた...

農業革命は本当に恩恵をもたらしたのか

『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』(3)農業革命

追加日:2019/08/02
人類の発展にとって次に重要だったのは農業革命である。農業が発展することで人類は「計画可能性」を獲得し、未来の生活について思いを巡らすことができるようになった。また、富の蓄積が可能となり、その結果、行政機構や書字言語が...

貨幣、帝国、世界宗教は人類を一つにまとめる装置だった

『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』(4)人類の統一と科学革命

追加日:2019/08/02
時はさらに進み、貨幣や帝国、世界宗教といった装置が生み出されることで、遠く隔たった場所に住む人類は、相互に集団として認識できるようになった。また、「知らないという事実を知る」ことで「知りたい」という強い欲求が生まれて...

『ホモ・デウス』を読んで長谷川眞理子氏が投げかけた問い

『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』(5)人類の未来

追加日:2019/08/09
『ホモ・デウス』という本には、人類の未来の話として、AIの発展と人類のさらなる欲求の形としての不老不死を求める動きが書かれている。現在に至るまでの発展の歴史の中で、戦争や飢饉、感染症を通じた死の確率は大幅に下がり全体と...

人類学と「人種差別」 (全3話)

収録日:2019/03/04
追加日:2019/06/25

リンネが全人種を「ホモ・サピエンス」と言ったのは画期的

人類学と「人種差別」(1)キリスト教世界観と人類学

追加日:2019/06/25
人類学が「人種」というものをどう定義し、扱ってきたかという経緯を解説するシリーズレクチャー。人類学の背景にはキリスト教世界観があるため、生物は神の下、「自然の梯子」の序列の中に置かれ、さまざまな人種についても多様性よ...

明治期、日本の人類学者は「先住民」をどう捉えていたのか

人類学と「人種差別」(2)人類学の成立と先住民の扱い

追加日:2019/07/02
人類学の成立期は、西欧諸国によって世界中が植民地化して征服されていった19世紀で、先住民への人権というものが広がっていない時代だった。その時、どのようなことが行われていたのか。先住民への扱いはどのようなものだったのか。...

世の中に知られていない日本人類学の負の遺産

人類学と「人種差別」(3)人類学者の使命

追加日:2019/07/09
人類学の研究という名目で、略奪、収奪を被ってきた先住民の扱いに関して、法律が整い、論争に解決がつくようになったのはごく最近、2010年以降のことだ。しかし、人類学者が先住民と対立していては問題の解決にはならないと、長谷川...

知能と進化 (全8話)

対談 | 長谷川眞理子/松尾豊
収録日:2018/04/09
追加日:2018/07/13

知能と身体性は不可分なのか?

知能と進化(1)知性と身体性

追加日:2018/07/13
進化生物学を専門とする総合研究大学院大学長・長谷川眞理子氏と、人工知能(AI)およびディープラーニングを専門とする東京大学大学院工学系研究科特任准教授・松尾豊氏による対談が行われた。長年、進化生物学を研究してきた長谷川...

AIは「意味」を理解できるのか?

知能と進化(2)AIにとって意味とは何か

追加日:2018/07/14
総合研究大学院大学長・長谷川眞理子氏と、東京大学大学院工学系研究科特任准教授・松尾豊氏の対談において、次に問題となったのは、人々が何かを認知する際に把捉される「意味」についてであった。人工知能(AI)は「意味」を理解で...

AIはいかにして概念を把握するのか?

知能と進化(3)AIにとっての概念

追加日:2018/07/15
人工知能(AI)はいかにして「概念」を把握するのか。AIにとっての身体性や意味について意見を交わしてきた総合研究大学院大学長・長谷川眞理子氏と東京大学大学院工学系研究科特任准教授・松尾豊氏が、これまでの議論を踏まえ、自動...

人間に固有な性質としての蓄積的文化

知能と進化(4)人間の特殊性としての蓄積的文化

追加日:2018/07/20
総合研究大学院大学長・長谷川眞理子氏と東京大学大学院工学系研究科特任准教授・松尾豊氏は、蓄積的に行われていくという人工知能(AI)の学習過程と類推的に、進化生物学でいわれる人間に固有な性質としての蓄積的文化について議論...

人間の知性を超えた知性はあり得るのか?

知能と進化(5)人間の知性と限界

追加日:2018/07/21
総合研究大学院大学長・長谷川眞理子氏と東京大学大学院工学系研究科特任准教授・松尾豊氏が次に議題に挙げたのは、人間の知性の限界についてである。両者の専門的見地からすると、その限界の外にはどのような知性があり得るのか。(...

AIや生物にとって自己はいかに定義できるのか

知能と進化(6)自己概念の複雑さ

追加日:2018/07/27
人工知能(AI)や生物にとって、「自己」とはいかに定義できるのだろうか。総合研究大学院大学長・長谷川眞理子氏と東京大学大学院工学系研究科特任准教授・松尾豊氏が、シンギュラリティ以後の生命の在り方を含め、多彩な議論を展開...

テクノロジーの進歩で人は死ななくなる

知能と進化(7)人工知能の未来像

追加日:2018/07/28
総合研究大学院大学長・長谷川眞理子氏は対談の終盤、東京大学大学院工学系研究科特任准教授・松尾豊氏に、人工知能の発展に伴い未来はどのような世界になるかを問うた。松尾氏によれば、それは死の消滅とそれがもたらす社会的リスク...

知能の成立過程は偶然による自然淘汰の結果

知能と進化(8)人工知能研究のための進化生物学

追加日:2018/07/29
総合研究大学院大学長・長谷川眞理子氏と東京大学大学院工学系研究科特任准教授・松尾豊氏の対談シリーズ最終話は、今後の人工知能研究のために何を読んだらいいか、長谷川氏の勧めるものから話が始まった。人工知能研究と進化生物学...

進化心理学とは何か? (全4話)

収録日:2018/02/14
追加日:2018/05/27

ヒトの脳はどういう臓器としてつくられてきたのか?

進化心理学とは何か?(1)ダーウィンと心理学

追加日:2018/05/27
ダーウィンといえば「進化論」の提唱者として有名だが、彼の研究が心理面にも及んでいたことを知る人はあまり多くない。近代の心理学が始まったのは、彼の死後まもない19世紀後半。なぜダーウィンの研究は心理学の泰斗とならなかった...

ヒトの脳は進化の産物としての臓器である

進化心理学とは何か?(2)行動主義から進化心理学へ

追加日:2018/05/30
心理を物理学的に統合しようとした極致として、自由意志はないとしたのがスキナーの「行動主義」である。こうした方向に進む心理学に対して、1980年代末から進化心理学の動きが新しく始まる。その概要を、総合研究大学院大学長・長谷...

ヒトの脳には裏切りが直感的にわかるモジュールがある

進化心理学とは何か?(3)心はアーミーナイフ

追加日:2018/06/03
進化心理学では、臓器は進化の過程とともに環境適応するように発達してきたという。現代人が気になるのは、それが今なお備わっているのか、また大きく変化した環境のもとでどう働いているのかという点だろう。総合研究大学院大学長・...

今や心理学者の必須課題となった進化心理学

進化心理学とは何か?(4)今後の研究課題と隣接分野

追加日:2018/06/06
進化心理学の研究課題は、多岐にわたっている。意思決定における進化バイアスは、進化経済学の方向に発展した。また、進化心理学では文化は環境だと考えるが、文化心理学という分野もある。それらはどのような学問なのか。総合研究大...

知性の進化と科学技術文明の未来 (全3話)

収録日:2017/10/18
追加日:2018/01/19

なぜヒトは進化できたのか?5つの環境要素

知性の進化と科学技術文明の未来(1)ヒトは本当に賢いか

追加日:2018/01/19
人類の進化史は約600万年。それに引き換え、産業革命以来のおよそ100年間は、あまりの超高速で環境変化が起きていると、総合研究大学院大学長の長谷川眞理子氏は言う。変化の果てに待っているのは何なのか? 多忙な日々の中、時には...

人類史における科学・技術の原動力は「欲求」

知性の進化と科学技術文明の未来(2)科学と技術は別物か

追加日:2018/01/20
現在の科学技術文明があまりにも急激に進んできたことに、人類学の立場から疑問を覚えているのが、総合研究大学院大学長の長谷川眞理子氏である。今回は、科学の考え方はどこでどのように始まり、どう発展してきたのかを振り返るとこ...

科学技術発展の原動力、人間の欲望は精査されるべきか?

知性の進化と科学技術文明の未来(3)予測できない未来

追加日:2018/01/21
人類の進化がもたらした現在の科学技術文明を、われわれは当然のごとく享受し、消費するばかりで振り返りを怠っている。そのことについて、人類学の立場から問題提起をするのが総合研究大学院大学長の長谷川眞理子氏だ。発展する科学...

進化生物学から見た少子化問題 (全5話)

収録日:2016/11/25
追加日:2017/03/10

進化生物学から見る「母親の子殺し」

進化生物学から見た少子化問題(1)近代以前の嬰児殺

追加日:2017/03/10
「近代以前の社会は母親の子殺しに割と寛容だった」と、総合研究大学院大学理事で先導科学研究科教授の長谷川眞理子氏は語る。ヒトは昔から母親による子殺しが多いという。なぜかつて母親の子殺しは許されたのか。長谷川氏が進化生物...

子どもの虐待の問題はどうしたら解決するのか?

進化生物学から見た少子化問題(2)現代の虐待リスク

追加日:2017/03/17
「虐待はしてはならない行為だ」「母親なのになぜ虐待するのか」「虐待をする母親には人権の意識がない」などと言っても、子どもの虐待の問題は何も解決しないと、総合研究大学院大学理事で先導科学研究科教授の長谷川眞理子氏は言う...

確実になった「避妊」が少子化に与えた影響

進化生物学から見た少子化問題(3)避妊と時間割引

追加日:2017/03/24
「自分たちの意志でかなり確実に避妊できるようになったことが、先進国の少子化の原因ではないか」と語るのは総合研究大学院大学理事で先導科学研究科教授の長谷川眞理子氏だ。長谷川氏が、児童虐待・嬰児殺しと同じ枠の中で「少子化...

女性の社会進出で「子育ての楽しみ」は割り引かれる

進化生物学から見た少子化問題(4)少子化が起こる理由

追加日:2017/03/31
社会・文化が発展して先進国となり、女性の学歴が上昇して社会進出が起こると、出生率が減るのはいったいなぜか。総合研究大学院大学理事で先導科学研究科教授の長谷川眞理子氏が、少子化メカニズムの生物学的・脳科学的な理由を語る...

少子化問題にはどのような社会的サポートが必要か?

進化生物学から見た少子化問題(5)少子化を変える方法

追加日:2017/04/07
近現代文明は子どもを減らす方向に考えを推し進めるばかりで、子どもをたくさん持とうとはさせない社会だが、少子化の状況をどうにか変える手立ては考えられる。そう語るのは、総合研究大学院大学理事・学長で先導科学研究科教授の長...

性淘汰の理論 (全3話)

収録日:2016/02/01
追加日:2016/06/20

ダーウィンの提唱する「自然淘汰」と「性淘汰」とは?

性淘汰の理論(1)ダーウィンによる二つのシナリオ

追加日:2016/06/20
雄と雌はなぜ違っているのだろう。100年以上前にこのことを考えたのはダーウィンだった。生物の進化を説明した「自然淘汰」説だけでは説明しきれないほど、雄と雌には差が存在する。まず、その実態とダーウィンの考えた二つのシナ...

配偶子の生産コスト差が雌雄のアンバランスを生んでいる

性淘汰の理論(2)雄とは何か、雌とは何か

追加日:2016/06/29
なぜ雄と雌では繁殖をめぐる競争のあり方が違い、それが性差となって現れるのだろう。そもそも雄と雌の定義とは何なのか。ダーウィンの理論から100年以上を経て、1990年代に立証された性淘汰のあり方に迫ってみよう。(全3話...

雌の選り好みがランナウェイ説=とめどない進化を生む

性淘汰の理論(3)雌はなぜ選り好みするのか

追加日:2016/07/06
19世紀当時、ダーウィンが提唱した「雌による選り好み」説は学会や世間から否定された。雌雄の能力に対する偏見も強かったが、立証ができなかったからだ。それから100年以上たった1990年代、「雌による選り好み」説は証明されたのだが...

ヒトの進化史と現代社会 (全4話)

収録日:2015/12/14
追加日:2016/03/03

人類進化史の事実!「人類みな兄弟」は生物学的に正しい

ヒトの進化史と現代社会(1)自然人類学でみるヒトの進化

追加日:2016/03/03
地球誕生から現在までを1年のカレンダーにすると、私たちホモ・サピエンスが発生したのは12月31日の午後11時半頃だ、とよく言われる。そこまでのスケール感は持てなくても、現代社会が抱えるさまざまな問題に対して、人類の進...

なぜヒトだけが大繁栄した?その秘密は「三項関係の理解」

ヒトの進化史と現代社会(2)大繁栄の原動力

追加日:2016/03/10
若い頃、タンザニアの野生チンパンジーを研究しながら2年半生活した自然人類学者で総合研究大学院大学副学長・長谷川眞理子氏。その経験は、学問上の素材のみならず、現代の人間の暮らしや社会のあり方を考えることにも役立っている...

ヒトの進化の秘密に迫る!大きさ3倍の脳に進化した理由

ヒトの進化史と現代社会(3)社会脳仮説とは何か

追加日:2016/03/17
自然人類学者で総合研究大学院大学副学長・長谷川眞理子氏による、ヒトの進化と現代社会の関係を考えるシリーズ講話第3弾。ヒトは生物の進化史上、あり得ないほど大きな脳に進化したが、それはなぜか? その原因の一つといわれる社...

人類の歴史は600万年の進化史でみれば殆ど狩猟採集生活

ヒトの進化史と現代社会(4)ヒトの社会は共同繁殖

追加日:2016/03/24
自然人類学者で総合研究大学院大学副学長・長谷川眞理子氏が、ヒトの大きな脳と現代社会の関係を解説するシリーズ講話最終回。ヒトは異様ともいえる進化を遂げて、今の生活を手にしたわけだが、それは他の動物との決定的な違いがあっ...

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