「幸福」について語り合う「哲学カフェ」を再現 「幸福とは何か」を考えてみよう(1)なぜ幸せになりたいのですか 追加日:2020/07/31 筑波大学では、身近なテーマについて哲学者を交えて話し合う「ソクラテス・サンバ・カフェ」(通称「哲学カフェ」)が毎月開かれている。中学生以上の一般市民ならだれでも参加でき、高校や中学校への「出前」も行われてきた。今回は... 「ありがとう」と言うしかない人が教えてくれたこと 「幸福とは何か」を考えてみよう(2)幸せは、どこで感じますか 追加日:2020/08/07 第2話では幸福の感じ方やそれを測る尺度について、二人の哲学講師の話がはずむ。エピクロスが言うように自己充足が幸福であるならば、他者の存在は必要ないのか。社会的に無力な人の幸福とは何か。(全9話中2話) 哲学者ヒュームはなぜ「共感」を重視したのか 「幸福とは何か」を考えてみよう(3)共感しますか、共有しますか 追加日:2020/08/14 幸福はその人の感じ方次第なら、「おめでたく」なることで、それは簡単に手に入る。だが一方で、幸福には「共感」が欠かせないとヒュームは言う。共感について考えていくとき、揺さぶられるのは個々人の感情だが、感情に果たして特定... 幸せの第一歩は「自分で自分のことを決める」大人になること 「幸福とは何か」を考えてみよう(4)「○○できるようになる」までは不幸でいいですか 追加日:2020/08/21 日々の学校教育では、未来の目的達成のために現在の快楽や幸福を犠牲にすることが強調される、と「哲学カフェ」から厳しい指摘がなされる。それは、子どもたちにどんな自己認識をもたせるのだろう。近代ドイツの哲学者カントは、その... フロイトはなぜ「人は幸福を求めて病になる」と考えたのか 「幸福とは何か」を考えてみよう(5)「幸福は最善」って本当ですか 追加日:2020/08/28 アリストテレスは「幸福は最善」だと明晰に定義づけたが、近代の思想家はそうでもない。パスカルは「人間は不幸から逃れて生きている」と言い、フロイトは「人は幸福を求めて病になる」と言った。筑波大学で「哲学カフェ」を主催して... 「豚の哲学」でミルが説いた「量より質が幸福にとって大事」 「幸福とは何か」を考えてみよう(6)渇いているのは喉、それとも心ですか 追加日:2020/09/04 「最大多数の最大幸福」で知られるベンサムとミルの「豚の哲学」へと話は移行する。幸せは量なのか、質なのか。飽食時代のわたしたちは渇いた心を潤すために、喉の渇きや生理的な食欲を利用してしまってはいないだろうか。(全9話中6話) 哲学の仕事は「モヤモヤ」を立ち上がらせること 「幸福とは何か」を考えてみよう(7)今日の話にモヤモヤしましたか 追加日:2020/09/11 「人は哲学を学ぶことはできない」というカントの言葉は、「せいぜい哲学することを学べるだけだ」と続く。では、哲学講師の二人は「哲学する」ことについて、どのような役割を自身に課しているのだろうか。そして、本シリーズの視聴... 成功者による「プランド・ハップンスタンス・セオリー」とは 「幸福とは何か」を考えてみよう(8)「偶然」に身を任せてみますか 追加日:2020/09/18 幸福かどうかは自分で決めるとしても、人は幸福に「なる」のか、あるいは幸福で「ある」のかという疑問は残る。フランス啓蒙思想のルソーは、現在という瞬間における私の存在感こそ幸福の鍵だと論じた。話題はさらに「幸福」と「幸運... 記号として生きるのが「本当のあなた?」とハイデガーは問う 「幸福とは何か」を考えてみよう(9)ガチでわたしらしく、やりませんか 追加日:2020/09/25 古今の哲学者を通して幸福や幸運について対話してきた「哲学カフェ」だが、最終回ではハイデガーの思想が語られる。他者からの「記号的存在」を超えた「本来的存在」として生きるには、自らの存在の本質について問い、一瞬ごとに賭け...
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