10MTV サービス概要・会員登録 産経iD新規登録(無料)・ログイン
夏の終わりの哲学特集

夏の終わりの哲学特集

 
夏の終わりには、なぜか、そこはかとない寂しさを覚えます。どことなく、祭や花火が終わったあとにも似た感覚かもしれません。秋から冬への寂しさとも、また少し違った気持ちのこのような季節に、今回ピックアップした哲学者たちを学んでみてはいかがでしょうか。心が沸き立つものが見つかるかもしれません。

ニーチェ:超人、ニヒリズム…善悪は弱者の嫉妬心にすぎない

西洋哲学史の10人~哲学入門(10)ニーチェ 超人

ニーチェは牧師の家庭に生まれつつ、キリスト教の価値を全否定した。そこから見いだされた「強いニヒリズム」は、何が「善い」のかを価値付けするのが困難な中で、いかに現実と向き合うかを教えてくれる。こうした「超人」の思...
収録日:2018/02/09
追加日:2018/06/29
貫成人
専修大学文学部教授

マルクスを理解するための4つの重要ポイント

マルクス入門と資本主義の未来(1)マルクスとはどんな人物なのか

マルクスは世界で最も偉大な社会科学者の一人であるが、最近の学生の中には彼の思想に関して知らない人も増えてきているという。そこで、今回の講義ではまずマルクスを理解するための重要な点として、ユダヤ系ドイツ人という出...
収録日:2020/09/09
追加日:2020/12/24
橋爪大三郎
社会学者

リバタリアニズムとは何か…個人的自由も経済的自由も

日本人が知らない自由主義の歴史~後編(5)「リバタリアニズム」の登場

「リバタリアニズム」という言葉がある。アメリカから出てきた思想だが、ある意味では、自由主義の本来的意味を引きついたのがこのリバタリアニズムだといえる。日本ではあまり耳なじみのない「リバタリアニズム」だが、本来、...
収録日:2022/07/25
追加日:2023/08/11
柿埜真吾
経済学者

ルソーが宣言した、新しく国家をつくる際の二重の課題とは

政治思想史の古典『法の精神』と『社会契約論』を学ぶ(5)社会契約論の議論

ルソーの『社会契約論』の議論は、自然的自由を放棄することで、国家を設立することから始まる。しかし、すべての国家の構成員は自らに備わっている立法権を通じて、国家の一般意志、すなわち法律をつくり出す。すべての構成員...
収録日:2020/08/17
追加日:2020/10/17
川出良枝
東京大学名誉教授

プラトンの『ソクラテスの弁明』は謎多き作品

プラトン『ソクラテスの弁明』を読む(1)真実の創作

哲学の古典として最も重要な作品ともいわれる、プラトンの『ソクラテスの弁明』。この傑作に何が書かれているのか、6回にかけて解釈していくことで、哲学者とは何かを考える。まず今回は、『弁明』の執筆背景となったソクラテス...
収録日:2019/01/23
追加日:2019/04/28
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授

関連特集

人間的成長を考える

「大人になってからの人間的成長」は、やはり幼少期から青年期の人間的成長とは、まったく趣を異にします。もちろん人間、死ぬまで成長しつづけられるものではあります。しか…

夏の終わりの哲学特集(令和8年版)

夏の終わりの気分は、いかなるものでしょうか。あるいはそれは、初恋であったり学生時代の怒涛の日々であったりが、もはや遠くなってしまったことに気づいたときの、懐かしさ…

自由喪失の危機に学びたい自由主義

自由は失ってはじめて、その貴重さに気づくもの――。私たちはもしかすると、あとから振り返って「あのときが」と思うような局面の入り口に立っているのかもしれません。価値観…

人間から考える「昭和の戦争」

戦争を「歴史的事実」としてだけで見ていくと、大切なことを見落としかねません。けっして忘れてはいけないのは、そこに「血の通った人間」がいることです。様々な立場で戦争…

お盆とあの世を考える

迎え火を焚いてご先祖様をお迎えし、いらっしゃったご先祖様をおもてなしし、送り火を焚いてお見送りする――。お盆は、日本人がとても大切にしてきたしきたりです。ところで、…

宮沢賢治『銀河鉄道の夜』と宇宙

こと座のベガや、さそり座のアンタレスが美しく輝く夏の夜に、ジョバンニ少年は「銀河鉄道」の旅に出ます。星々をめぐる旅の意味とは、いかなるものだったのか……。そのような…

その他の特集

秀吉という男

NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』も、いよいよ秀吉の天下取りに向けての動きが急になってきました。低い身分から、考えられぬほどの大出世を果たし、天下人への駆け上った秀吉。近…

オデュッセイアとギリシア神話

ギリシア神話のなかでも、屈指の圧倒的な冒険譚であり人間劇である『オデュッセイア』。実はこの古い物語は、その後に人類が生み出した様々な創作にも、陰に陽に、深い影響を…

いま真剣に「平和」を考える

ロシアによるウクライナ侵略、アメリカとイスラエルによるイラン攻撃。様々な「戦い」が目前で進行しました。戦争というものが、きわめて呆気なく始まってしまうようにさえ、…