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曽根泰教

曽根泰教

そねやすのり

慶應義塾大学名誉教授/テンミニッツTV副座長
<専門>
政治学、政策分析論

<職歴>
1972年 慶應義塾大学法学部助手
1975年 同大学法学部専任講師
1979年 同大学法学部助教授 
1985年 同大学法学部教授
1990年 同大学総合政策学部教授
1994年 同大学大学院政策・メディア研究科教授
2018年 同大学名誉教授

<海外歴>
1974年9月-76年8月 
イェール大学政治学部客員研究員
1983年9月-84年3月 
オーストラリア国立大学客員研究員
1984年3月-9月 
エセックス大学政治学部客員教授
1998年9月-99年8月 
ハーバード大学国際問題研究所客員研究員

多数派が多数でなくなるとき (全1話)

収録日:2023/12/21
追加日:2024/02/27

多数なのになぜ?与党でも法案を全て通せないという不思議

多数派が多数でなくなるとき

追加日:2024/02/27
多数派の「多数」とはどういうことか。それは丸ごと多数という意味ではなく、少数者(マイノリティ)が糾合したものを指し、政治をするためには少数者をいかに集めるかがとても大事だと曽根氏は言う。通常われわれが使っている制度で...

加速する「アメリカの政治的分極化」と今後の可能性 (全1話)

収録日:2023/12/21
追加日:2024/02/20

トランプ政治で加速する分極化…2024年大統領選の行方

加速する「アメリカの政治的分極化」と今後の可能性

追加日:2024/02/20
政治的分極化が進んでいるアメリカ。特に共和党内での分裂が顕著で、2023年10月には下院議長選挙が大混乱した。この背景にはイデオロギー的、感情的な分極化がある。トランプ政権以降、分極化が加速すると、中道が失われて両極がます...

深刻化する「複合危機」を分析する (全2話)

収録日:2023/12/21
追加日:2024/02/11

世界の危機は3つの空間で起こる…重要な「認知空間」とは

深刻化する「複合危機」を分析する(1)「Polycrisis」とは何か

追加日:2024/02/11
「Polycrisis(ポリクライシス)」とは複合危機のことである。世界は今、環境、地政学、社会、テクノロジーなどのリスクが相互に重なり合う複数の危機に直面しているが、さらにこれらの危機は3つの空間で起こっている。地政学の危機や...

慢性デフレと急性インフレが同時進行…日本の危機と現状

深刻化する「複合危機」を分析する(2)世界の危機、日本の危機

追加日:2024/02/18
世界的な危機としては、パンデミック、戦争、エネルギー危機をはじめ、金利高騰やインフレ、気候変動などがある。日本では、特に慢性デフレと急性インフレの同時進行、少子高齢化、自然災害などの危機が注目されている。これらの危機...

「政治とカネ」の裏の意味-政治資金不記載問題 (全1話)

収録日:2023/12/21
追加日:2023/12/28

政治資金を裏金に?…マネー・ロンダリングの逆をなぜやるか

「政治とカネ」の裏の意味-政治資金不記載問題

追加日:2023/12/28
2023年の年末に急浮上した自民党議員の裏金問題。だが、その発端となっている「政治資金不記載問題」は昔から続く政治とカネの大きな問題の一部でもあります。政治献金を明瞭化するための政治資金規正法がつくられ、さまざまな改正も...

国際変動の中の経済政策 (全3話)

収録日:2023/03/31
追加日:2023/07/22

激変する国際秩序や国内政治を学説や政策はどう導くか

国際変動の中の経済政策(1)20世紀の政治経済と国際変動の影響

追加日:2023/07/22
政治や経済の舵取りに学術的な知見は欠かせないが、絶えず変化する社会情勢に対応するための学智は、実験室の中だけでは生み出されない。20世紀の欧米や日本の動向を例に取り、揺れ動く社会とそれに対応する政治と学問の関係を解説す...

サッチャー改革、小泉改革を進められた理由…支持基盤の謎

国際変動の中の経済政策(2)「小さな政府」の支持基盤と日本の実情

追加日:2023/07/29
近年、反グローバリズムへの動きを見せ始めているイギリスとアメリカだが、両国にはサッチャーとレーガンが先頭に立ち新自由主義を押し進めてきた歴史がある。そこで、かつて労働者層からも支持された「小さな政府」政策について振り...

激変する現実を理解し普遍化するために優れた解説者が必須

国際変動の中の経済政策(3)普遍原理としての学問と現実の激変

追加日:2023/08/05
学問に国境は関係ない。学問は時代や地域を越えた普遍性を持っている。しかし、経済学などその知見をもってしても、国際秩序が不安定となるなど国際社会の荒波の影響を受けると、学問自体が変化しなければいけない。そうした中で、ま...

政権と経済政策~政治を動かす経済学説 (全3話)

収録日:2023/03/31
追加日:2023/06/06

マルクス主義から革命へ…政治体制をも変える学説の影響力

政権と経済政策~政治を動かす経済学説(1)政治と学説の関係性

追加日:2023/06/06
政治経済に関する学問的な探求と、現実の政治体制や政策実行は、実際にどのように関わり合っているのだろうか。分けて考えられがちな両者の結びつきを、共産主義を打ち出したマルクスなどを例にして捉え直していく。(全3話中第1話) ...

スミス、マルクス、ケインズ、フリードマンの学説の特徴

政権と経済政策~政治を動かす経済学説(2)4人の経済学者と政策への影響

追加日:2023/06/13
政権の政策において特に重要なのが経済政策だが、経済学者たちの学説はどのように政策に影響を与えているのだろうか。アダム・スミス、マルクス、ケインズ、フリードマン、4人の著名な経済学者を振り返り、同時代的な評価や没後の影響...

政策決定…政権の学説つまみ食い、学者からのアプローチ

政権と経済政策~政治を動かす経済学説(3)政治的決断と学説の可能性

追加日:2023/06/20
学者が生み出す新しい理論、知見は、さまざまな形で政治や政策と関わりあってきた。それは経済政策だけでなく、ケネディ政権によるアポロ計画のように科学政策を採用することで政権基盤を確実なものにしてきた例もある。しかし、日々...

ハインリッヒ13世の事件…他人事ではない陰謀論の恐怖 (全1話)

収録日:2023/03/31
追加日:2023/05/14

妄想が過激化…ハインリッヒ13世の陰謀とSNS社会の危険

ハインリッヒ13世の事件…他人事ではない陰謀論の恐怖

追加日:2023/05/14
2022年12月、ドイツでハインリッヒ13世の事件が起こった。これは、古い貴族の出身者であるハインリッヒ13世が中心人物の極右グループが政府転覆を企てて逮捕されるという事件だが、グループの実態を調べると、インターネットを介して...

野党論から考える日本政治の課題 (全4話)

収録日:2021/12/07
追加日:2022/02/14

野党とは何か?…与党と違い「批判をするのが仕事」でいい

野党論から考える日本政治の課題(1)野党とは何か

追加日:2022/02/14
一国の政治において、野党はどんな役割を果たしているのだろうか。なぜ野党は与党の政策に批判ばかりしているのだろうか。そもそも「野党のない民主主義」はあり得るのだろうか。民主主義の本質を踏まえ、中央政治のみならず地方政治...

野党の出番をなくす自民党のキャッチ・オール型への転換

野党論から考える日本政治の課題(2)政界再編と政党再編

追加日:2022/02/21
野党のあり方を知るのに欠かせないのが「政界再編」についての理解である。日本では政党の離合集散を政界再編だと思い込んでいるが、世界の考え方とは異なっている。英米に見る政界再編の事例とその機序を展望し、日本にはなぜそのよ...

歴史的にみて無茶…野党の政権奪取が困難な理由

野党論から考える日本政治の課題(3)リーダー喪失の悲劇

追加日:2022/02/28
政党再編で離合集散のたびに傷ついているのは他ならぬ野党である。厳しい選挙戦に敗れるたび、将来性のあるリーダーが責任を取り、表舞台から消えていっているからだ。では野党はどうすればそれを回避し、持続することができるのか。2...

日本維新の会は全国で勝てるか…野党の「壁」とは?

野党論から考える日本政治の課題(4)選挙と野党の関係

追加日:2022/03/07
選挙の勝ち方は単なる技術的対策で、政治とは無関係だといわれるが、選挙戦の勝利なく野党が政権党になることはあり得ない。現在の選挙と野党の関係について考えるときには、小選挙区制と比例代表制のそれぞれの場合により戦い方が違...

自民党総裁選~その真の意味と今後の展望 (全1話)

収録日:2021/10/04
追加日:2021/10/08

「マスコミ報道」では見えない自民党総裁選の深い意味

自民党総裁選~その真の意味と今後の展望

追加日:2021/10/08
自民党総裁選といえば、マスコミの政治部報道にとっては、まさに「お祭り」。どの派閥がどっちについた、誰が何票獲得しそうだ、裏でこんな政治家がこう動いた、などと夜討ち朝駆けで盛んに報道する。だが、そのような報道では見落と...

第2次緊急事態宣言・コロナ対策再検証 (全4話)

対談 | 小宮山宏/曽根泰教
収録日:2021/01/08
追加日:2021/01/15

実は、第1回の緊急事態宣言は「効果がなかった?」

第2次緊急事態宣言・コロナ対策再検証(1)問題は何か?

追加日:2021/01/15
2021年1月7日、日本政府は新型コロナウイルス対応で2回目となる緊急事態宣言を発出した。菅義偉首相が強調したのは、「不要不急の外出自粛」「飲食による感染リスク回避のため、20時以降の外出自粛の徹底」「テレワークによる出勤者数...

PCR検査の徹底と、隔離方針の明確化が必要不可欠だ

第2次緊急事態宣言・コロナ対策再検証(2)PCRと隔離

追加日:2021/01/15
今回の新型コロナウイルスの最大の問題は、無症状者や軽症者がウイルスを感染させてしまうことである。検温や手指の消毒を徹底している病院でも院内感染が起きてしまうのは、まさに無症状者がすり抜けてしまうからだ。であるならば、...

「医療現場の逼迫」という大問題はこうすれば解消できる

第2次緊急事態宣言・コロナ対策再検証(3)医療を救う方法

追加日:2021/01/16
緊急事態宣言が出される大きな要因は「医療現場の逼迫」である。現実に、いまコロナ患者の治療に必死に当たっている医療従事者の努力、献身は大変なものである。だが、日本は現段階では欧米の数十分の一程度の感染者数なのに、なぜ医...

PCR検査拡充で「コロナ対策」も「経済」も両方回せる

第2次緊急事態宣言・コロナ対策再検証(4)全体の最適化

追加日:2021/01/16
「コロナ対策が大切なのか、経済が大切なのか」という議論がある。もしコロナ対策で、移動制限や外出自粛を強化すれば、経済への大きな打撃となる。しかし、コロナ対策より経済を重視して、旅行や消費などの拡大策を採れば、コロナ感...

日本人が知らないアメリカ政治のしくみ (全5話)

収録日:2020/08/27
追加日:2020/09/30

権限の少ないアメリカ大統領は政治をどう動かしているのか

日本人が知らないアメリカ政治のしくみ(1)アメリカの大統領権限

追加日:2020/09/30
アメリカ政治には、日本人から見ると不明な点が多い。大統領の権限はほぼ拒否権だけに限られていて、予算編成の力も立法権もない。立法の要は議会だが、ねじれ国会や分裂政府に悩み、最近では妥協案をつくる柔軟性に欠けてきた。三権...

定年のないアメリカの最高裁判事、大統領が選ぶ時に大論争

日本人が知らないアメリカ政治のしくみ(2)最高裁判所と連邦制

追加日:2020/10/07
アメリカの議員は党議拘束に縛られないが、「院内総務」と呼ばれる人びとに尻を叩かれて投票を行っている。最高裁の判事は終身制で、大統領よりもその任期は長くなることが多い。さらに連邦制を取るアメリカでは、州が強い権限を持つ...

ホワイトハウスは「アメリカ最大のロビイスト事務所」

日本人が知らないアメリカ政治のしくみ(3)議会の実態とホワイトハウスの動き

追加日:2020/10/14
教科書で見るアメリカ政治と実際の姿は相当違う。議員提出法案が基本とはいえ、半分ほどは役所起源だという。一方、大統領起源のものもある。オバマケア法案がそうで、オバマ氏が民主党議員に猛烈に働きかけ、修正と否決を繰り返しな...

シンクタンクを使わないトランプ政権の特異性

日本人が知らないアメリカ政治のしくみ(4)シンクタンクとポピュリズム

追加日:2020/10/21
アメリカには多くの傑出したシンクタンクが存在して、他国では官僚機構の行う業務を補完している。ただ、トランプ政権の場合はもともと反エスタブリッシュメントを旨とし、そのことがポピュリスト的人気につながっていると考えられる...

トランプ氏が共和党を乗っ取るか?移民問題や格差での分極化

日本人が知らないアメリカ政治のしくみ(5)分極化と米中関係への影響

追加日:2020/10/28
トランプ政権誕生以前からアメリカやヨーロッパの政治を見守ってきた人びとにとって、ポピュリズムの蔓延と分極化の進行は世界的な課題である。アイデンティティ・ポリティクスや移民問題、アメリカの対中国外交は、今後どのような筋...

新型コロナ問題の現在地とこれからの課題 (全5話)

対談 | 小宮山宏/曽根泰教
収録日:2020/07/16
追加日:2020/08/08

「アジャイル」は新型コロナ問題の重要なキーワード

新型コロナ問題の現在地とこれからの課題(1)全世界比較と日本

追加日:2020/08/08
2019年末に端を発した新型コロナウイルス問題は、全世界に感染が拡大し、深刻な影響を与えている。これまでにさまざまな知見が蓄積されてきたが、同時にまだ解決されていない課題も山積している。この両面について、およそ半年が過ぎ...

日本で感染率が低い要因は「ファクターX」ではなく生活風習

新型コロナ問題の現在地とこれからの課題(2)日本の「ファクターX」

追加日:2020/08/08
日本における感染者数の少なさよりも、欧米における死亡率の高さの方が注目に値することが、最近になって分かってきた。この傾向は、重症化に繋がるファクターを特定する上で役に立つ。日本での感染者の少なさは、医学的な問題よりも...

検査の感度よりも頻度によって対処するという方向性の必要性

新型コロナ問題の現在地とこれからの課題(3)無症状感染者と検査の問題

追加日:2020/08/08
これまでに新型コロナウイルスに関する多くの知識が蓄積されてきたが、無症状感染者の拡散能力や、抗体の持続性など、よく分かっていないことも多い。これから何をすれば正しいやり方といえるのか、いまだに分かっていないが、今求め...

専門的な知識と政策決定の関係は昔からの大きな課題

新型コロナ問題の現在地とこれからの課題(4)専門家と政治家の関係

追加日:2020/08/09
新型コロナウイルスを取り巻く状況が刻々と変化する中では、反省しながらもどんどんと新たな取り組みを進めていく必要がある。そこで問題になるのは、専門家と政治家、あるいは専門的な知識と政策決定の関係である。つまり、専門的な...

コロナ禍で経済活動を前進させるためには何が必要か

新型コロナ問題の現在地とこれからの課題(5)経済活動を前進させるために

追加日:2020/08/09
感染拡大の防止に注力する一方で、深刻な打撃を受けた経済に対する政策も打ち出していく必要がある。これはそのどちらかという二者択一ではなく、両方のバランスを考えて政策決定を行っていく問題である。これまでに得られた知識を最...

免疫の仕組みからポストコロナ社会を考える (全11話)

対談 | 宮坂昌之/曽根泰教
収録日:2020/06/04
追加日:2020/07/01

まず「病原体を防ぐからだのメカニズム」を知ることが重要

免疫の仕組みからポストコロナ社会を考える(1)自然免疫と獲得免疫

追加日:2020/07/01
新型コロナウイルスは私たちの生活に大きな影響を与えているが、これから社会をどう平常化していけばいいのか、「免疫」という視点から考えるシリーズ講義。まず私たちのからだは、「自然免疫と獲得免疫」という二段構えの免疫機構が...

集団免疫の形成には社会の構成者の6割の感染が必要なのか

免疫の仕組みからポストコロナ社会を考える(2)集団免疫の新しい考え方

追加日:2020/07/01
個人レベルでの免疫の獲得は重要だが、それ以上に重要なのが集団としての免疫の獲得である。集団内で免疫を持っている人がある程度いれば、大きな感染拡大は起こらず、社会不安を防ぐことができる。集団免疫に関しては、新旧2つの考え...

予防接種は新型コロナウイルス感染拡大を抑制しているのか

免疫の仕組みからポストコロナ社会を考える(3)社会的環境と予防接種

追加日:2020/07/01
感染症における基本再生産数は、感染拡大に関する重要な指標である。しかし、その数値は対人距離によって変わり、また社会的環境によって実際の再生産数(実効再生産数)は大きく変動する。集団免疫については、BCGに代表される予防接...

「ウイルスによって免疫持続期間が異なる」という免疫学の謎

免疫の仕組みからポストコロナ社会を考える(4)ワクチンと免疫持続期間

追加日:2020/07/01
予防接種が子どもの自然免疫を上げることに役立っている可能性は、大人や高齢者にも当てはまることである。また、新型コロナウイルスの免疫持続期間は比較的短いが、その理由はよく分かっていない。ただ、生活様式の変化やワクチン開...

私たちの免疫能力は後天的に決まるのか遺伝によるものなのか

免疫の仕組みからポストコロナ社会を考える(5)集団免疫獲得と地域差

追加日:2020/07/01
スウェーデンは、強い自然免疫力を持つ人たちによる集団免疫の獲得を目指して生活への制限を極力行わない方針を取ったが、その代償として日本よりも多くの死者を出した。一方、日本は比較的緩い制限でとどめたが、良い結果を得ている...

抗体ができても、病原体を殺す善玉抗体だけとは限らない

免疫の仕組みからポストコロナ社会を考える(6)抗体の種類とワクチン開発

追加日:2020/07/01
コロナウイルス対策として抗体の重要性が叫ばれるようになったが、その実情はよく知られていない。抗体には実は、善玉抗体や悪玉抗体など複数あり、実際に感染拡大を抑えるものだけではなく、逆に感染を促進させてしまうものもある。...

免疫パスポートの交付は抗体量を測定するだけでは難しい

免疫の仕組みからポストコロナ社会を考える(7)免疫と検査の実態

追加日:2020/07/02
一口に免疫といっても、抗体に関していえば、善玉と悪玉などの違いがあり、それ以外の免疫系の働きも無視できない。総合的に見て、個人の免疫力の有無を正確に判断する方法はまだ存在しない。PCR検査や抗原検査も、検査対象、コスト、...

新型コロナにも可能性のある「ウイルス感染の再燃」とは

免疫の仕組みからポストコロナ社会を考える(8)感染性の有無と持続感染の懸念

追加日:2020/07/02
新型コロナウイルス対策のためには、感度の高い試薬が必要となる。現在、急ピッチで開発が進められているが、善玉抗体だけを見分ける試薬はまだ開発されていない。また、検査で陽性となっても、発症から一定期間経過した人から出るウ...

「スーパースプレッダー」が分かれば、感染拡大の防止は可能

免疫の仕組みからポストコロナ社会を考える(9)鍵は「スーパースプレッダー」

追加日:2020/07/02
蓄積されてきたデータを分析すると、感染者の多くは他人に感染させておらず、少数の感染者が多くの人に感染させていることが分かってきた。1人で多くの人に感染させる人を「スーパースプレッダー」と呼ぶが、彼らを検知するために、迅...

第2波、第3波が来ても感染拡大を最小限におさえるために

免疫の仕組みからポストコロナ社会を考える(10)新しい行動様式の受容

追加日:2020/07/02
これからの感染拡大を防ぐために、社会はどのように対応していけば良いのだろうか。接触制限をすることはもちろん有効だが、今回は8割の接触減でなくても終息へと進めることができた。ワクチンや薬の開発は非常に有効だが、安全性や効...

なぜ持病を持っている人は重症化しやすいのか

免疫の仕組みからポストコロナ社会を考える(11)インフルエンザとの比較

追加日:2020/07/02
行動様式の変容は、今後の新型コロナウイルス対応において最も重要な点であり、これを徹底すれば多くの活動は再開できるだろう。しかし、ウイルスが消滅したわけではない。季節性インフルエンザと似ているようだが、慢性的な炎症を悪...

対コロナ、危機の意思決定を考える (全5話)

収録日:2020/04/28
追加日:2020/05/13

新型コロナ問題を考える上で重要な「危機のシナリオ」

対コロナ、危機の意思決定を考える(1)シナリオの必要性

追加日:2020/05/13
新型コロナウイルス問題に対して、安倍政権は批判にさらされている。「安倍一強」といわれ、官邸に意思決定が集中しているはずなのに、支障が生じているのはなぜなのか。そこで今回考えたいのは、未知の問題における危機管理について...

日本が危機に対して作っているのはシナリオではなくマニュアル

対コロナ、危機の意思決定を考える(2)シナリオ作りと制度設計

追加日:2020/05/13
未知の問題に対処するためには、誰がどのように動くかなど事前にシナリオを作っておく必要がある。今回の新型コロナウイルスでは、日本の場合、そこが不足していた。ではどうすればいいか。海外の事例を参照しながら、日本のシナリオ...

「寄り添う」ことができない世界で政治家がいかに発信するか

対コロナ、危機の意思決定を考える(3)危機のコミュニケーション

追加日:2020/05/13
新型コロナ問題のような危機の局面において、日本が構築するべきシステムとはどのようなものなのか。重要なのは、意思決定者と分析者が的確に情報を共有するとともに、中央政府と地方自治体の認識が一致することである。これにより、...

なぜWHOはマスクの効果について意見を変えたのか

対コロナ、危機の意思決定を考える(4)宣言解除のタイミング

追加日:2020/05/13
緊急事態宣言を解除するタイミングは、非常に慎重にならなければならない。解除することで第二波の感染が起こる可能性があるからだ。マスクの効果を再確認しつつ、時期を見定める必要がある。(全5話中第4話) ※司会者:川上達史(テ...

コロナ終息後に起こる国際競争で日本が優位に立つために

対コロナ、危機の意思決定を考える(5)ポストコロナに向けて

追加日:2020/05/13
日本は強権的な手段ではなく、世界的に見ても比較的緩い「自粛」という方法で感染者数を抑えてきた。今後もデータに基づいて方向性を定めつつ、政治的なメッセージを慎重に発信していく必要がある。それにより、ポストコロナの時代、...

新型コロナ問題の全体像~グローバリゼーションと... (全1話)

収録日:2020/04/28
追加日:2020/05/03

緊急事態への対応で優れるのは民主主義か独裁か?

新型コロナ問題の全体像~グローバリゼーションと国家主権~

追加日:2020/05/03
新型コロナウイルスの問題は、これまでの社会、国際秩序を大きく変えようとしている。特に着目すべきは、各国がこの問題への対処を個別に行っているため、グローバル化に対して主権国家へ回帰しているのではないかという点である。そ...

脱コロナへの課題と展望 (全3話)

対談 | 小宮山宏/曽根泰教
収録日:2020/04/22
追加日:2020/05/02

新型コロナ対策のために各国の政治・社会構造を研究せよ

脱コロナへの課題と展望(1)各国の比較から見えてくるもの

追加日:2020/05/02
ウイルス禍にいかに立ち向かうか。小宮山宏先生と曽根泰教先生の対談で、日本の対策の課題と展望について検討する緊急講義。まず指摘がなされるのは、各国の状況を比較検討することの重要性である。そこには、近隣国でも致死率に大き...

ゲリラ的なウイルスとは「自律分散協調」の考え方で戦え

脱コロナへの課題と展望(2)「自律分散協調系」の重要性

追加日:2020/05/02
新型コロナウイルスは、2年前にジョンズ・ホプキンス大学が警告を発していたが、見えにくく、抑止が効かないため、「ゲリラ戦」的な恐ろしさがある。また、スペイン風邪のような「二波、三波」もあるかもしれない。日本政府の対応は、...

クラスター対策班の活躍を生かすためにも新プランの構築を

脱コロナへの課題と展望(3)専門性と全体性をどう考えるか

追加日:2020/05/02
新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、クラスター対策班はとても有効に機能したが、この対策をプランAだとすると、日本政府はきちんとしたプランB、プランCを描けていたのだろうか。収集した情報をもとに早急に構築すべきである...

「教養」と「リベラルアーツ」の違いとテンミニッツTV (全1話)

対談 | 曽根泰教/小原雅博
収録日:2020/02/15
追加日:2020/04/17

教養とリベラルアーツの違い…一般教養からWhy、Howへ

「教養」と「リベラルアーツ」の違いとテンミニッツTV

追加日:2020/04/17
講演会終了後の質疑応答編で、リベラルアーツの本質についての質問に答える。日本における教養主義とは異なる考え方をアメリカから学ぶことで、新たな時代の教育理念を考える。(2020年2月15日開催・テンミニッツTV講演会「激動の世界...

激動の世界情勢を読む~米中対立の行方 (全11話)

対談 | 曽根泰教/小原雅博
収録日:2020/02/15
追加日:2020/02/27

新型コロナウイルスに関する中国政府の対応の問題点

激動の世界情勢を読む~米中対立の行方(1)新型コロナウイルス問題:前編

追加日:2020/02/27
2020年、新型コロナウイルスの問題に関して、中国政府の対応にどんな問題があったのか。とりわけ中国においては情報の透明性が十分ではなく、政府のガバナンスへの批判もある。今回を含め計3話でこの問題について議論を進めていく。(...

中国の権威主義体制が利点を発揮するには前提条件がある

激動の世界情勢を読む~米中対立の行方(2)新型コロナウイルス問題:中編

追加日:2020/02/27
現在の権威主義という中国モデルは、組織力や団結力といった面でいえば、新型コロナウイルス問題に対する中国の対応に関して利点ともいえる。しかし、これには前提条件がある。それは、正確な情報の開示をいかにタイムリーに共有する...

新型コロナウイルスが14億の中国人に与えた心理的影響

激動の世界情勢を読む~米中対立の行方(3)新型コロナウイルス問題:後編

追加日:2020/02/27
ウイルスの蔓延がもたらす中国への影響はどのようなものが考えられるのか。そこは、14億の中国人の自国への信頼感にも関わるものであり、注視していく必要がある。(2020年2月15日開催・テンミニッツTV講演会「激動の世界情勢を読む――...

中国共産党は、中国企業の世界進出にどう関与しているのか

激動の世界情勢を読む~米中対立の行方(4)中国の戦略と世界進出

追加日:2020/03/20
米中貿易戦争の背景には、近年中国が進めている戦略がある。「一帯一路」や技術覇権を強力に推進する「中国製造2025」といった戦略をどう見ればいいのか。また、中国の躍進の影にはどのような政治的・経済的プロセスがあったのか。特...

「中国の夢」とは覇権国家になることなのか

激動の世界情勢を読む~米中対立の行方(5)中国の夢とトゥキディデスの罠

追加日:2020/03/20
中国は、アメリカと競争して覇権国家を目指そうとしているのか。習近平国家主席が語る「中国の夢」とは「強国強軍の夢」、つまり強い国になり、強い軍隊を持つことだと小原氏は言う。では米中対立は新しい冷戦なのか。「トゥキディデ...

習近平的な価値観からいえば、中国は「民主」である

激動の世界情勢を読む~米中対立の行方(6)対中政策の転換と中国の価値観

追加日:2020/03/27
アメリカにとって、米中問題の深刻化はどのような意味をもっているのだろうか。中国への警戒感が増すにつれ、貿易だけでなく、安全保障にも絡む深い対立が見えてくる。そこで気になるのが中国のシステムだ。9000万人いるという共産党...

新たな国際秩序の形成へ浸透する中国の「シャープパワー」

激動の世界情勢を読む~米中対立の行方(7)新たな国際秩序に必要な価値

追加日:2020/03/27
リベラルな秩序のために犠牲を払ってきたアメリカは、自国中心主義に向かいつつある。そのようななか、中国は、新たな国際秩序の形成におけるプレゼンスを高めている。では、そこで中国が提供できる価値とは一体何なのか。(2020年2月...

中国は一党支配を持続することができるのか

激動の世界情勢を読む~米中対立の行方(8)中国共産党の正統性と限界

追加日:2020/04/03
中国共産党は、経済成長とナショナリズムによって、正統性を維持してきた。しかし、今回の新型コロナウイルスの問題も含め、中国が今後どうなっていくのかについては現在、不透明な状況だ。はたして一党支配を持続することができるの...

日本が進むべき道は、アメリカか中国かの二択ではない

激動の世界情勢を読む~米中対立の行方(9)アメリカと中国の間の日本

追加日:2020/04/03
アメリカがこれまでのような国際秩序の維持から撤退していくという動きを見せる一方、中国は経済発展こそ遂げたが、いろいろと問題を抱えていることも事実。そんななか、アメリカと中国の間で、日本はいかなる態度を取るべきなのか。...

日本の方向性を考える上で参照すべき2つの考え方

激動の世界情勢を読む~米中対立の行方(10)日本の選択肢:前編

追加日:2020/04/10
米中関係の分断に際して日本が取り得る方針として、融合を模索するリベラリストの考え方と、力の均衡を目指すリアリストの考え方である。両者はそれぞれどういった考え方なのか。(2020年2月15日開催・テンミニッツTV講演会「激動の世...

日本が新しいグローバルスタンダードをつくるために

激動の世界情勢を読む~米中対立の行方(11)日本の選択肢:後編

追加日:2020/04/10
日本にとって現実的な選択肢は、リベラリストとリアリストの間を進むということである。そこにおいて、日本は新しいグローバルスタンダードをつくることが求められている。そのための競争にどう立ち向かうべきか。今、競争は国境で制...

政治学講座~選挙をどう見るべきか (全9話)

収録日:2019/08/23
追加日:2020/01/29

選挙と政治権力…「選挙に勝つ」とはどういうことか?

政治学講座~選挙をどう見るべきか(1)選挙の意味

追加日:2020/01/29
今回のシリーズ講義は、政治学を学ぶための講座として「選挙をどう見ていくべきか」について、全9話で解説される。第1話ではまず、選挙にはどのような意味があるかを説いていく。選挙には民意の反映などいろいろ意味があるが、中でも...

2000万票に着目すれば日本の選挙のダイナミズムが分かる

政治学講座~選挙をどう見るべきか(2)2000万票に注目

追加日:2020/01/29
1993年に誕生した細川政権の政治改革によって、小選挙区と比例代表との並立制が導入された。それはどのような制度なのか。そして日本の選挙はどのように変わっていったのか。日本における投票行動の分析を踏まえ、選挙を見る際に着目...

日本の政権交代は参院選から崩れて進むという形だった

政治学講座~選挙をどう見るべきか(3)得票数の変遷

追加日:2020/02/03
日本の選挙を得票数の変遷で見ていくと、いろいろなことが分かる。2005年の郵政選挙はどのような意味を持っていたのか。また、本来は政権選択と直接関わりのない参議院選挙が政権にどのような影響を与えてきたのか。そして、衆参のね...

世界的に異例な「プルラリティ」という日本の選挙制度

政治学講座~選挙をどう見るべきか(4)日本の選挙制度

追加日:2020/02/03
日本の選挙制度には、世界的に見て異例ともいえる特徴がある。「プルラリティ」(相対多数)と呼ばれる制度を使っているが、1着を決める選挙なら、世界的に一般的なのだが、日本では、2着も3着も時には20着まで決めるということに問題...

3300万票も獲得した民主党政権がなぜ失敗?…その理由

政治学講座~選挙をどう見るべきか(5)政権交代と民主党

追加日:2020/02/12
民主党は、2009年の衆議院選挙で過半数の議席を獲得し、政権交代に成功した。しかし、その後の政権運営に失敗してしまった。その理由についてはいまだ十分な反省が行われていないという。ではなぜ民主党は失敗してしまったのか。(全9...

政策の実行まで多すぎる政治プロセスをどう改革すべきか

政治学講座~選挙をどう見るべきか(6)内閣と与党と国会

追加日:2020/02/19
いい政策があったとしても、それをそのまますぐに実効することはできない。政策を実行するまでには、閣議決定や与党内部での事前審査など、さまざまな政治プロセスを経る必要があるからだ。では具体的にどんな政治プロセスが存在する...

現在の自民一強と55年体制の自民党一党優位はどう違うか

政治学講座~選挙をどう見るべきか(7)自公連立と安倍一強

追加日:2020/02/19
日本は1996年以降、単独政権ではなく連立政権が続いている。第2次安倍内閣以降、「安倍一強」「自民一強」などという言葉もよく用いられたが、これは、55年体制の頃の自民党一党優位体制とは異なると曽根泰教氏はいう。では、現在の「...

野党が政権を獲得するためには何をすべきなのか

政治学講座~選挙をどう見るべきか(8)野党の責任

追加日:2020/02/26
2019年の参議院選挙では、野党は大きく票を落としてしまった。では、野党が支持を回復するためには、どのような施策が必要となるのだろうか。今回は政策という観点から、野党が政権を取るために何が必要となるかが解説される。(全9話...

政権奪取のためには選挙戦略のイノベーションが必要

政治学講座~選挙をどう見るべきか(9)イノベーション

追加日:2020/02/26
野党が政権を獲得するためには、政策に加えて選挙戦略のイノベーションも必要となる。そして、地上戦・空中戦・サイバー戦全てを統合的にやらないと今の時代は勝ち残れないと曽根泰教氏は言う。では、いったいどのようにすればいいの...

われわれの求めるリベラルアーツの全体像 (全1話)

収録日:2019/08/28
追加日:2019/10/11

テンミニッツTVの3つの目的とリベラルアーツの全体像

われわれの求めるリベラルアーツの全体像

追加日:2019/10/11
テンミニッツTVはさまざまな情報を提供しているが、大きな目的は3点に集約されるという。1点目は、対象の全体像を提供できるかということ。2点目は、その全体像の中で変化するダイナミズム、その方向性を読み取ることができるかという...

民主主義と政治 (全8話)

対談 | 曽根泰教/神藏孝之
収録日:2019/08/28
追加日:2019/09/21

民主主義は今、危機に瀕している

民主主義と政治(1)民主主義の危機

追加日:2019/09/21
「民主主義は今、非常に危機に瀕している」と、曽根泰教氏は言う。そもそも現代の民主主義体制は、その始まりである古代ギリシャの体制とは大きく異なり、選挙を通じた間接的な民主政である。その中で問題となるのは、党派性の強さゆ...

ヨーロッパのどこにも模範とすべき民主政のモデルがない

民主主義と政治(2)民主政のモデルと多数派形成の失敗

追加日:2019/09/21
かつて民主主義の2つのモデルとして議論された、イギリス型の民主政とヨーロッパ型(コンセンサス型)の民主政。現代では、どちらの制度の下でも多数派形成に苦しんでいる。よって、模範とすべき民主政の形は不明瞭になってきている。ヨ...

平成時代の選挙制度改革と省庁再編は本当に機能したのか

民主主義と政治(3)平成の二大改革とその評価

追加日:2019/09/21
平成時代には、選挙制度改革と省庁再編という、2つの大きな改革が行われた。曽根泰教氏が、独自の視点からこれらの改革に評価を下す。まず省庁再編に関して、ただ組織を合併したのみで、機能の見直しと再編が不十分である点を指摘し、...

小選挙区にとって代わる良い選挙制度はあるのか

民主主義と政治(4)選挙制度と代表性の関係

追加日:2019/09/28
選挙制度は、われわれ市民の声がどのように政治に反映されるのか、その方向性を決める、非常に重要な制度である。しかし、この選挙制度をどのように設計するのがベストなのか、政治学者の間にコンセンサスはまだない。曽根泰教氏は、...

日本では議会が活性化してはいけない!?

民主主義と政治(5)与党と役人の関係と日本の特殊性

追加日:2019/09/28
曽根泰教氏が、さまざまな日本固有の制度を挙げて、日本の政策議論が非公開の場において与党と役人の間で行われてきたことを詳しく説明する。こうした制度が、いわゆる族議員などの日本特有の政治文化を育んできた。そのため、アメリ...

“官僚たちの夏”はもうなくなってしまったのか

民主主義と政治(6)役人と政治家の人材育成

追加日:2019/09/28
役人への要求があまりにも多い現状では、官僚を志望する有能な学生は減少しつつあるのは必然である。曽根泰教氏は、昨今求められているエビデンスベースの政策議論から、政治家と役人がより建設的な関係を結ぶことができるのではない...

日本では政党マネジメントは企業経営よりはるかに難しい

民主主義と政治(7)政党マネジメントの難しさ

追加日:2019/10/05
政党という組織は、各人が当選したという自負を持つ同列の人間たちをまとめなければならないために、企業よりもはるかにマネジメントが難しい。シニョリティールールは1つの方策ともいえるが、有能な政治家を選抜する仕組みも考えてい...

日本の問題は官僚の機能不全が起こっていること

民主主義と政治(8)官僚の育成システムを改革するために

追加日:2019/10/05
日本では、政党政治が機能しなくなっても霞が関文化があれば大丈夫だという認識があった。しかし、今はそれも崩れてきた。天下りの禁止や政権交代によって、官僚を取り巻く環境が大きく変化する中で、官僚の採用や育成のシステムも改...

天安門事件から30年~冷戦終焉と中国の経済成長~ (全1話)

収録日:2019/07/03
追加日:2019/08/25

天安門事件から30年、なぜ中国は体制崩壊を免れたのか

天安門事件から30年~冷戦終焉と中国の経済成長~

追加日:2019/08/25
今年2019年は天安門事件から30年ということで、あの事件の意味や影響、その後の中国の体制方針や経済について解説する。天安門事件から2つの大きなテーマが導き出されると曽根氏は言う。1つは天安門事件が冷戦終焉にある種の役割を果...

2019イギリス保守党党首選挙の結果とブレグジット... (全1話)

収録日:2019/07/24
追加日:2019/08/06

イギリス保守党党首選挙にみる「合意なきEU離脱」の可能性

2019イギリス保守党党首選挙の結果とブレグジットの行方

追加日:2019/08/06
2019年7月、イギリスでは保守党党首選挙が行われ、EU離脱強硬派であるボリス・ジョンソン氏が圧勝した。ジョンソン氏の首相就任によって、イギリス政治は今後、どうなっていくのだろうか。イギリスは今、議院内閣制が機能不全となって...

2019年参議院選挙の総括 (全1話)

収録日:2019/07/24
追加日:2019/08/03

2019年の参院選が果たした政治的役割とは

2019年参議院選挙の総括

追加日:2019/08/03
2019年7月に行われた参議院選挙で、憲法改正の発議に必要な3分の2の議席を失う結果となったが、自公で過半数は獲得した。参議院選挙はこれまで、政権の中間評価のような役割を果たし、政治的な変化にも一定の役割を果たしてきた。しか...

シチズンシップ教育の課題 (全1話)

収録日:2019/07/03
追加日:2019/08/03

シチズンシップ教育・主権者教育とは何か…重要点と問題点

シチズンシップ教育の課題

追加日:2019/08/03
若者の投票率が低いことを懸念してシチズンシップ教育、主権者教育が行われてきた。投票率の背景には選挙に関連するテクニカルな問題があるのだが、そもそもシチズンシップ教育とは投票率の問題だけではなく、公のことを考える「シチ...

平成という時代を考える (全2話)

収録日:2019/04/02
追加日:2019/04/29

平成の政治改革30年史と短命政権を振り返る

平成という時代を考える(1)政治改革の30年史

追加日:2019/04/29
平成という時代を考えるにあたって、東西冷戦の終焉を起点に置くと曽根泰教氏は言う。世界ではベルリンの壁崩壊、ソ連解体などが連鎖していったが、日本ではさまざまな政治改革が行われ、その効果も副作用も生んだという。平成という...

「失われた20年」問題を政治家との関係から考える

平成という時代を考える(2)「失われた20年」と政治家

追加日:2019/04/30
平成はバブル崩壊後のいわゆる「失われた20年」と重なっている。なぜ日本はこれほどまでに不良債権問題、バブル崩壊からの回復に時間を有したのか。平成という時代を政治と経済の側面から振り返るシリーズレクチャー第2話の今回は、「...

2019年最大の問題「イギリスのEU離脱はどうなるのか」 (全1話)

収録日:2019/04/02
追加日:2019/04/10

なぜイギリスのEU離脱問題がこれほど混迷を深めたのか

2019年最大の問題「イギリスのEU離脱はどうなるのか」

追加日:2019/04/10
「合意なき離脱」の可能性は限りなく高い――混迷を深めるイギリスのEU離脱問題を、曽根泰教氏は「2019年最大の問題の一つ」と言う。この問題はいったいどうなるのか。その行方と、なぜこれほどまでに混迷を深めたのか、その原因につい...

エレファントカーブの読み方 (全1話)

収録日:2019/01/11
追加日:2019/04/08

世界の所得分布を表す「エレファントカーブ」の読み方

エレファントカーブの読み方

追加日:2019/04/08
世界の所得分布を表す「エレファントカーブ」をもとに、グローバリゼーションが世界経済にどのような影響を及ぼしたのかについて解説するレクチャー。エレファントカーブが示すのは、この20年間の新興国の躍進とそれによる「取り残さ...

憲法改正のための国民投票~準備不足の国民投票~ (全1話)

収録日:2019/01/11
追加日:2019/03/19

憲法改正については国民投票の準備が不足しすぎている

憲法改正のための国民投票~準備不足の国民投票~

追加日:2019/03/19
安倍政権は憲法改正を目指している。だが、最大の関門である国民投票の準備があまりに不足しすぎだ。CM、SNS、討論型世論調査……課題は山ほどある。必要な手続きは? 考えるべき論点は? イギリスやイタリアの事例に何を学ぶべきか?...

21世紀のリベラル・アーツ (全1話)

収録日:2019/01/11
追加日:2019/03/12

21世紀のリベラルアーツを定義する

21世紀のリベラル・アーツ

追加日:2019/03/12
未知の問題に立ち向かい、深みのある意思決定をするためには、「生きるための知的力」が必要だ。知力、すなわち、考える力が生きる力に直結する今、これからの人生を支える「21世紀のリベラル・アーツ」は、どうすれば身に付けること...

2018アメリカ中間選挙の評価と今後の見通し (全1話)

収録日:2018/11/21
追加日:2018/12/28

2018年11月のアメリカ中間選挙の結果をどう評価するか

2018アメリカ中間選挙の評価と今後の見通し

追加日:2018/12/28
上下両院の「ねじれ」が注目されがちな今回のアメリカ中間選挙だが、実はそれ自体は想定の範囲内だという。では、見るべきポイントはどこなのか。今回の結果は何を暗示しているのか。そして2020年に行われる次期アメリカ大統領選挙は...

どうなるイギリスのEU離脱問題 (全1話)

収録日:2018/11/01
追加日:2018/12/01

イギリスのEU離脱で最大の問題となるのは何か?

どうなるイギリスのEU離脱問題

追加日:2018/12/01
イギリスのEU離脱という歴史的な転換点まで、あと半年を切った。交渉は大詰めを迎えているものの、まだ不透明な部分があり、合意形成のないまま「2019年3月29日」を迎える「無秩序離脱」の可能性がまだある。BREXIT(ブレグジット)交...

日本政治の疑問~政治主導と内閣人事局 (全6話)

収録日:2018/06/13
追加日:2018/09/07

日本政治の問題を対話の重要性から考える

日本政治の疑問~政治主導と内閣人事局(1)対話と質問の重要性

追加日:2018/09/07
日本政治の本質的な問題を考えるためには対話や質疑という視点が非常に重要であると、政治学者で慶應義塾大学名誉教授の曽根泰教氏は言う。そこで「ソクラテスメソッド」を取り上げ、マイケル・サンデル氏の大人気講義やAIなど4つの注...

内閣人事局から政治改革の問題が見えてくる

日本政治の疑問~政治主導と内閣人事局(2)何のために内閣人事局を作ったのか

追加日:2018/09/08
現代の日本政治が抱える問題の本質はどこにあるのか。政治学者で慶應義塾大学名誉教授の曽根泰教氏によれば、手がかりになるのは内閣人事局である。いったい内閣人事局はどのような仕組みで、どのように運用されているのか。(2018年6...

内閣人事局の人事は忖度?なぜ不公平だとされるのか

日本政治の疑問~政治主導と内閣人事局(3)菅人事の特性と忖度の本質

追加日:2018/09/09
内閣人事局において、現在最も影響力のあるのは菅義偉官房長官である。菅氏が主導する、いわゆる菅人事は、どのような仕組みで行われているのだろうか。政治学者で慶應義塾大学名誉教授の曽根泰教氏によれば、そこには忖度の本質を理...

なぜ「安倍一強」状態は生じたのか?

日本政治の疑問~政治主導と内閣人事局(4)政治改革の効果と副作用

追加日:2018/09/14
「安倍一強」という、現在の政治状況はなぜ生まれたのか。政治学者で慶應義塾大学名誉教授の曽根泰教氏によれば、大きな原因の1つは、制度設計の段階で十分に考慮されなかった、一連の政治改革の副作用だという。その政治改革は憲法...

民主党政権は「政治主導」を勘違いして失敗した

日本政治の疑問~政治主導と内閣人事局(5)政治改革の効果と民主党の失敗

追加日:2018/09/15
政治改革の効果の1つは、政権交代が可能になったということである。政治学者で慶應義塾大学名誉教授の曽根泰教氏は、こうした改革の効果を整理しつつ、民主党政権時代の問題について論じる。(2018年6月13日開催10MTVオピニオン特別...

現在の日本政治では解決できない問題とは?

日本政治の疑問~政治主導と内閣人事局(6)政治改革の限界と海外の政治モデル

追加日:2018/09/16
政治学者で慶應義塾大学名誉教授の曽根泰教氏によれば、参議院や都道府県の選挙制度など、いまだに政治改革が及んでいない領域は多く存在するという。また、現在の日本政治では解決できない問題もある。イギリスやヨーロッパ、中国の...

イタリアとロシアの選挙から両国の政治を読み解く (全1話)

収録日:2018/03/14
追加日:2018/04/20

永続権力が狙い?…ロシア大統領選挙は2024年が重要

イタリアとロシアの選挙から両国の政治を読み解く

追加日:2018/04/20
2018年3月に行われたイタリアの総選挙とロシアの大統領選挙から、政治学者で慶應義塾大学名誉教授の曽根泰教氏が、両国の政治を読み解く。イタリア総選挙の結果からは過半数形成の難しさという課題と反EUの流れの継続が、またロシア...

保守とリベラル~左右の政党位置とその研究~ (全1話)

収録日:2018/03/14
追加日:2018/04/19

保守とリベラル、政治的な左右の軸を考える

保守とリベラル~左右の政党位置とその研究~

追加日:2018/04/19
政治学者で慶應義塾大学名誉教授の曽根泰教氏が、保守とリベラルについて、政治学の観点から解説する。政治学では、左右の政策の特徴を指標化し、それを尺度として各政党の政策の左右の位置関係を明らかにする研究が行われてきた。そ...

忖度とは何か~政治学の視点から考える~ (全1話)

収録日:2018/03/14
追加日:2018/04/14

政治学において「忖度」とはどういうものか?

忖度とは何か~政治学の視点から考える~

追加日:2018/04/14
「忖度」は、日本の官僚に特有のものではなく、予測反応や黙示的影響力といった政治学の概念によって理解可能な現象である。政治学者で慶應義塾大学名誉教授の曽根泰教氏は、そのように説明する。人間には予測をする能力が備わってい...

ドイツ政治の現在~連立協議はなぜ難航するのか~ (全1話)

収録日:2017/12/07
追加日:2018/01/17

ドイツの連立協議がうまくいかない理由

ドイツ政治の現在~連立協議はなぜ難航するのか~

追加日:2018/01/17
ドイツでは、2017年9月の連邦議会選挙後数カ月たってもメルケル政権の形は明らかになっていない。キリスト教民主・社会同盟が勝利を収めたものの、他党との連立協議が難航・頓挫しているからだ。その理由はどこにあるのか。政治学者で...

「国会の質問時間の変更」から考える日本政治の本... (全1話)

収録日:2017/12/07
追加日:2017/12/31

国会の質問時間配分は「与党のあり方」を考える問題

「国会の質問時間の変更」から考える日本政治の本質的問題

追加日:2017/12/31
2017年11月14日、国会の質問時間を「与党1、野党2」とし、この配分比率を「先例としない」ことで合意がなされた。この問題には「時間の長さ」だけでなく、本質的問題が潜んでいると、政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏は...

2018年の世界と予測の構造 (全1話)

収録日:2017/12/07
追加日:2017/12/23

2018年政治世界の展望と注目すべきキーワード

2018年の世界と予測の構造

追加日:2017/12/23
政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏が、2018年の政治世界の展望について解説する。曽根氏はまず予測の構造から政治や経済の世界の予測につきまとう困難を説明。それを踏まえた上で、さまざまな分野に起こるであろう変化を...

2017年総選挙の結果とその見方 (全1話)

収録日:2017/10/23
追加日:2017/10/23

2017年衆議院選挙で小池百合子がハマった制度の罠

2017年総選挙の結果とその見方

追加日:2017/10/23
政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏が、2017年総選挙の結果を総括する。立憲民主党が希望の党よりも多くの支持を得ると同時に、自公は野党対立で漁夫の利を得た。希望の党失速の理由は、小池氏が「制度の罠」にはまったか...

2017年9月ドイツ連邦議会選挙の総括 (全1話)

収録日:2017/09/28
追加日:2017/10/11

予想を大きく覆したドイツ連邦議会選挙の意味と今後の課題

2017年9月ドイツ連邦議会選挙の総括

追加日:2017/10/11
政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏が、2017年9月に行われたドイツの連邦議会選挙の結果について解説する。選挙の結果、反EU・反難民の立場を掲げる右派ポピュリズム政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が第3党にまで躍進...

2017年解散総選挙の意味~小池新党は台風の目となるか (全1話)

収録日:2017/09/28
追加日:2017/10/06

小池新党に不意打ちを食らった自民党の誤算

2017年解散総選挙の意味~小池新党は台風の目となるか

追加日:2017/10/06
2017年9月25日、安倍晋三首相の解散表明と同時に、小池氏は新党「希望の党」の結成を発表した。政治学者・慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏は、かねてより小池百合子氏は「2017年の日本新党」という路線を歩んでいるという説を唱え...

サイバースペースの国境とは何か (全1話)

収録日:2017/07/24
追加日:2017/08/21

ネットと現実―グローバル化時代の国境問題とは?

サイバースペースの国境とは何か

追加日:2017/08/21
現代はグローバル化が進み、インターネット全盛の時代になったにもかかわらず、国境問題が再燃している。政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏は、経済やサイバースペース上においても、国境や主権、国家を前提とした議論が...

フェイクニュースをフェイクヒストリーにしないために (全1話)

収録日:2017/07/24
追加日:2017/08/20

インターネットにおける誤報の拡散とその対処の困難さ

フェイクニュースをフェイクヒストリーにしないために

追加日:2017/08/20
政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏は6月配信のレクチャーで、阿川佐和子氏の結婚相手が曽根氏ではないかという誤報について論じた。しかし、その後もまだそのことを信じている人が多くいるという。そこで今回は、この問題...

政治における「利益相反」問題を考える (全1話)

収録日:2017/07/24
追加日:2017/07/29

森友・加計学園問題が投げ掛ける「利益相反」という論点

政治における「利益相反」問題を考える

追加日:2017/07/29
政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏が、森友・加計学園問題が投げ掛ける、利益相反という点について解説する。利益相反を避け、専門的な判断がゆがめられないようにするためには、関係者はクリーンハンドでなければならな...

マクロン勝利のフランス国民議会を読む (全1話)

収録日:2017/06/23
追加日:2017/07/13

フランス国民議会選挙で勝ったマクロン大統領の課題

マクロン勝利のフランス国民議会を読む

追加日:2017/07/13
2017年6月に行われたフランス国民議会の選挙は、マクロン大統領率いる新党「共和国前進」の圧勝に終わった。「マクロン派」と呼ばれる中道派は577議席中の350議席を確保。新政権においてマクロン大統領の公約が実行される基盤が整った...

2017年イギリス総選挙とメイ首相の誤算 (全1話)

収録日:2017/06/23
追加日:2017/07/10

保守党が敗北したイギリス総選挙―EU離脱交渉の行方

2017年イギリス総選挙とメイ首相の誤算

追加日:2017/07/10
政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏が、2017年6月に行われたイギリス総選挙の結果を取り上げ、保守党敗北の原因、今後のイギリス政治の方向、そして前途多難なEU離脱交渉について解説する。曽根氏はこの総選挙の結果につい...

2017年東京都議会選挙の結果と国政への影響 (全1話)

収録日:2017/07/03
追加日:2017/07/07

都議会選挙の結果を理解するための3つの観点

2017年東京都議会選挙の結果と国政への影響

追加日:2017/07/07
2017年7月2日に行われた東京都議会選挙の結果、都民ファーストの会が圧勝し、自民党が大幅に議席を減らした。選挙期間中には小池百合子知事の二元代表制に批判がなされたが、政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏によれば、...

2017年の「日本新党」~都議会選挙と政界再編への... (全1話)

収録日:2017/06/23
追加日:2017/06/29

2017年都議会選挙で小池百合子氏は何を仕掛けるのか?

2017年の「日本新党」~都議会選挙と政界再編へのシナリオ~

追加日:2017/06/29
政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏が、2017年の都議会選挙とその後の展望について解説する。小池百合子氏率いる都民ファーストの会が、都議会選挙で勝てば、大阪や名古屋の地域政党と組んで、政界再編の動きが生まれるか...

誤報の広がり方:私は阿川佐和子の結婚相手ではあ... (全1話)

収録日:2017/05/25
追加日:2017/06/08

阿川佐和子の結婚相手ではない!ネット社会の誤報問題

誤報の広がり方:私は阿川佐和子の結婚相手ではありません

追加日:2017/06/08
政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏が、現代のネット社会における重要テーマ、誤報問題について論じる。事例として取り上げたのは、曽根氏自身が巻き込まれた誤認報道だ。ネット社会特有の、裏付けのない情報がどんどんと...

日本の安全保障をめぐる3つの論点 (全1話)

収録日:2017/05/11
追加日:2017/05/29

安保法制は9.11とイラク戦争の宿題を解決できていない

日本の安全保障をめぐる3つの論点

追加日:2017/05/29
政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏が、日本の安全保障をめぐる3つの論点について解説する。湾岸戦争後、日本も積極的な国際貢献が求められるようになった。安保法制はこの課題の解決だったが、9.11後の課題には対応できて...

2017年韓国大統領選挙の見方と韓国の課題 (全1話)

収録日:2017/05/11
追加日:2017/05/28

文在寅大統領の誕生と韓国が抱える多くの課題

2017年韓国大統領選挙の見方と韓国の課題

追加日:2017/05/28
政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏が2017年5月に行われた韓国大統領選を読み解く。曽根氏は日韓の間にはいくつかの見方の違いがあることを指摘し、日本の視点だけでは見えてこない韓国の政治、経済、社会の実情を分析。そ...

2017年フランス大統領選挙と今後のフランス政治 (全1話)

収録日:2017/05/11
追加日:2017/05/27

マクロンは議会選挙で過半数を取れるか

2017年フランス大統領選挙と今後のフランス政治

追加日:2017/05/27
2017年5月7日、フランス大統領選挙の第2回投票が行われ、無所属のエマニュエル・マクロン前経財相が次期大統領と決まった。決選投票の相手は、国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首。フランス国民の選択にEUをはじめとして世界が安心...

「ラスト・ワンマイル」問題を考える (全1話)

収録日:2017/03/27
追加日:2017/05/11

ヤマトとアマゾン「ラスト・ワンマイル」問題の行方

「ラスト・ワンマイル」問題を考える

追加日:2017/05/11
ヤマト運輸の労働組合が、2017年の春季労使交渉で「宅配便引受総量の抑制」を会社側に求めている。宅配便の激増により人手不足でパンク寸前のヤマト運輸に対して、ユーザー側からは同情の声が高い。サービスを直接ユーザーに届ける「...

日本は何と戦っているのか (全1話)

収録日:2017/03/27
追加日:2017/05/04

戦争をしていない日本で政府負債が200%になる理由

日本は何と戦っているのか

追加日:2017/05/04
政治学者で慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏が、政府の負債と戦争の関係を例に、日本が抱える難題を鋭くえぐり出す。歴史的に見ても、戦争が起こると政府の負債が200パーセント近くになるというデータがあるのだが、ごく最近も同じ...

第三次ベビーブームはなぜ起きなかったのか (全1話)

収録日:2017/03/27
追加日:2017/04/27

的外れな少子化対策…男女共同参画や待機児童より非婚・晩婚

第三次ベビーブームはなぜ起きなかったのか

追加日:2017/04/27
日本には、これまで二度のベビーブームがあった。第一次ベビーブームは第二次世界大戦後、昭和22年から昭和24年に生まれた「団塊の世代」。第二次ベビーブームは、この世代が親となった昭和46年から昭和49年頃を指す。では、次なる「...

トランプ大統領が抱える三つのリスク (全1話)

収録日:2017/03/27
追加日:2017/04/20

大統領令を連発するトランプが抱える政治的リスク

トランプ大統領が抱える三つのリスク

追加日:2017/04/20
政治学者で慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏がトランプ大統領自身の抱える三つのリスクについて解説する。就任当初、大統領令の連発で話題となったトランプ氏だが、アメリカの大統領制、議会運営のあり方そのものに潜むリスクを考...

EUを離脱したイギリスがTPPに入ったら? (全1話)

収録日:2017/01/24
追加日:2017/02/17

EUとTPPの比較から見る「国家主権」への制約

EUを離脱したイギリスがTPPに入ったら?

追加日:2017/02/17
トランプ米国大統領とメイ英国首相の接近ぶりが報道される昨今、EU離脱を決めたイギリスがTPPに加盟すればどうなるのだろうか? そんな思考実験を進めるのが、政治学者で慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏だ。混迷する世界を読み解...

トランプ大統領の就任演説を読み解く (全1話)

収録日:2017/01/24
追加日:2017/02/05

トランプ大統領の就任演説は「狭い・古い・内向き」

トランプ大統領の就任演説を読み解く

追加日:2017/02/05
2017年1月20日に行われたトランプ大統領の就任演説を、政治学者で慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏が読み解く。曽根氏は今回の就任演説を「狭い・古い・内向き」と評する。どのような点がそうであったのか。それは、トランプ大統領...

イタリアの国民投票から何を学ぶか (全1話)

収録日:2016/12/15
追加日:2017/01/15

イタリア国民投票のテーマ・憲法改正は日本も学ぶべき議論

イタリアの国民投票から何を学ぶか

追加日:2017/01/15
2016年12月4日、イタリアの国民投票が行われた。レンツィ首相が進退を賭けた憲法改正案は大差で否決され、レンツィ氏は引責辞任を表明した。これはイタリア政治固有の問題にはとどまらない、各方面に影響のある政治イシューだと、政治...

Post-Truth Politics―トランプの政治とメディアの敗北 (全1話)

収録日:2016/12/15
追加日:2017/01/11

「post-truth」はトランプ現象で2016年最も注目された言葉

Post-Truth Politics―トランプの政治とメディアの敗北

追加日:2017/01/11
政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏が、“Post-Truth Politics”に注目。裏付けのない言説(post-truth)がネットを通じて独り歩きしてしまう現代は、メディアそして民主主義の敗北の様相を呈している。アメリカ大統領選、イ...

アメリカの孤立主義とトランプの保護主義政策 (全1話)

収録日:2016/12/15
追加日:2017/01/08

トランプの孤立主義はモンロー主義と違うのか?

アメリカの孤立主義とトランプの保護主義政策

追加日:2017/01/08
政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏が、従来のアメリカの孤立主義およびトランプ氏の保護主義政策について解説する。トランプ氏は一国主義的方針から、TPPに反対し、また安全保障条約における米軍駐留費用負担等をやり玉に...

金持ちでないと学者になれないか (全1話)

収録日:2016/11/10
追加日:2016/12/08

学者を育成するための奨学金が十分でないことが日本の課題

金持ちでないと学者になれないか

追加日:2016/12/08
政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏が、学者としての視点で日本の奨学金制度、学者育成の問題について論じる。今の日本で、学問、研究を続けていくのは容易なことではない。その厳しい現状を端的に表すのが、「金持ちでな...

大番狂わせの2016年アメリカ大統領選挙-その要因... (全1話)

収録日:2016/11/10
追加日:2016/11/15

「隠れトランプ」を把握しきれなかったアメリカ大統領選挙

大番狂わせの2016年アメリカ大統領選挙-その要因と影響

追加日:2016/11/15
「トランプ勝利」という結果について、「隠れトランプ」が数多くいたことを掴みきれていなかった点で、「大番狂わせ」といえるだろう。ではその大番狂わせを現実のものとした要因とは何か? そしてこの結果が今後、世界にどんな影響...

評価をめぐる三つの問題 (全1話)

収録日:2016/08/29
追加日:2016/09/16

「着順」は分かりやすいが「判定」や「審査」は難しい

評価をめぐる三つの問題

追加日:2016/09/16
陸上競技や水泳のように「着順」を競う競技の勝敗は分かりやすいが、体操や柔道などの判定は難しい。「評価」の中に「判定」や「審査」が入ってくるからだ。それらの関係は一体どうなっているのか。また、一点刻みで入試の合否を決め...

予想を裏切った2016年米大統領選―その実態とリスク (全1話)

収録日:2016/08/29
追加日:2016/09/09

好感度が上がらない…実力者ヒラリーが今後とるべき戦略

予想を裏切った2016年米大統領選―その実態とリスク

追加日:2016/09/09
今回のアメリカ大統領選は、トランプ候補が暴言、つまりPC違反を繰り返しても支持を高めたり、ヒラリー候補が実力も知名度もあるのに好感度が低かったりと、いくつもの不思議があるが、アメリカの大統領選も非常に不思議な制度だと政...

都知事選を総括するー小池氏圧勝の理由と東京都へ... (全1話)

収録日:2016/08/02
追加日:2016/08/05

「小池劇場」で選挙戦をリードした新都知事の勝負上手

都知事選を総括するー小池氏圧勝の理由と東京都への提言

追加日:2016/08/05
政治学者で慶応義塾大学大学院教授・曽根泰教氏による東京都知事選の総括。なぜ小池百合子氏は圧勝することができたのか。そして小池新都知事は今後、都政および東京問題にいかに向かっていくべきなのか。東京都という巨大都市ならで...

モノづくりは、モノをつくることか (全1話)

収録日:2016/07/15
追加日:2016/07/15

80年代からファブレスメーカーだったナイキ

モノづくりは、モノをつくることか

追加日:2016/07/15
日本は「モノづくり」の国だから、「モノづくり」をさらに磨き上げ、推進させることが国の発展につながると考えている人は多い。そのような人にとって、政治学者で慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏の「モノづくりは、モノをつくる...

総括・2016参院選~「改憲勢力3分の2」の意... (全1話)

収録日:2016/07/13
追加日:2016/07/15

「改憲勢力3分の2」なぜ各社の見出しは同じになったのか

総括・2016参院選~「改憲勢力3分の2」の意味を問う

追加日:2016/07/15
2016年7月10日に行われた第24回参議院議員通常選挙。この選挙はいったい何の選挙だったのか。選挙翌日の各新聞社の見出しを見ると、各社それぞれ立場が違うはずなのにいずれも「改憲勢力3分の2」と書かれている。これはど...

東京都知事選と東京問題 (全1話)

収録日:2016/07/13
追加日:2016/07/15

今度はどうだ? 東京都知事になる人に問われること

東京都知事選と東京問題

追加日:2016/07/15
「東京都知事になる人には、東京が抱えている問題を正確に理解し、どう対処するか、その明確な意志と政策がなければいけないが、そこが欠けている」 政治学者で慶応義塾大学大学院教授・曽根泰教氏は、7月31日に行われる東京都知...

東京はワンダーランドだ (全1話)

収録日:2016/04/27
追加日:2016/07/08

文系少年にとって神田古本街は夢のような世界だった

東京はワンダーランドだ

追加日:2016/07/08
 東京一極集中を是正に向ける議論が活発だが、それが諸悪の根源だとするのは問題設定の誤りだろう、と政治学者で慶応義塾大学大学院教授・曽根泰教氏は言う。例えば大学の世界で、東大の地位を引きずり降ろしたところで、他大学の競...

2016参院選で問われるもの (全1話)

収録日:2016/06/30
追加日:2016/07/02

憲法問題? 安保法制? 参院選の争点は一体何なのか

2016参院選で問われるもの

追加日:2016/07/02
7月10日に行われる参議院選挙。先日、消費税増税の再延期を決めた安倍内閣だが、「前回の総選挙の公約を違えることの意味は大きいが、争点にはなっていない」と、政治学者で慶応義塾大学大学院教授・曽根泰教氏は言う。では今回の...

「イギリスのEU離脱問題」を考える (全1話)

収録日:2016/06/30
追加日:2016/07/02

EU離脱によってイギリスの政党政治が崩壊する!?

「イギリスのEU離脱問題」を考える

追加日:2016/07/02
6月23日に行われた国民投票でEU離脱を選択したイギリス。世界に与えた衝撃はあまりにも大きく、イギリスのEU離脱によって世界はどうなっていくのか、日本経済にどんな影響があるのかなど、テレビをはじめ各メディアでさまざま...

寄付の文化を育てるには (全1話)

収録日:2016/04/27
追加日:2016/06/24

モントレーベイ水族館は必見!文化は寄付によって育つ

寄付の文化を育てるには

追加日:2016/06/24
政治学者で慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏による「寄付の文化」論。日本でも寄付という行為がようやく根づき始めたが、曽根氏は「見返りを求めるようではまだまだ」と手厳しい。寄付先進国アメリカの教会や大学、美術館、水族館...

アメリカの凋落と大統領選の制度的欠陥 (全1話)

収録日:2016/04/27
追加日:2016/06/13

実は建国期から間接選挙!アメリカ大統領選の制度的欠陥

アメリカの凋落と大統領選の制度的欠陥

追加日:2016/06/13
予測が非常に難しいといわれるアメリカ大統領選で、共和党はトランプ氏、民主党はサンダース氏といった候補者が予想外の支持を得ている。この事実に、政治学者で慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏は「アメリカの凋落」の影を見る。...

オバマ広島訪問 (全1話)

収録日:2016/06/01
追加日:2016/06/09

伊勢志摩サミットがかすむ17分間のオバマ広島演説の意味

オバマ広島訪問

追加日:2016/06/09
オバマ大統領の広島訪問、17分間に及ぶ広島スピーチは、報道としての伊勢志摩サミットがかすむほどの目覚ましさであった。この広島訪問と名演説はどのような文脈に立って行われたものなのか。政治学者で慶応義塾大学大学院教授・曽...

伊勢志摩サミットを総括する (全1話)

収録日:2016/06/01
追加日:2016/06/09

日本と世界の経済認識のズレが露見した伊勢志摩サミット

伊勢志摩サミットを総括する

追加日:2016/06/09
政治学者で慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏が2016年5月26日、27日に行われた伊勢志摩サミットを総括する。曽根氏は、議長国の首相として安倍晋三氏の根回しは評価に値するとしながらも、安倍首相の主張にはある大きな問...

「衆参同日選挙」と「消費税増税延期」問題 (全1話)

収録日:2016/04/27
追加日:2016/06/02

衆参同日選挙と消費税増税延期は分けて考えた方がいい

「衆参同日選挙」と「消費税増税延期」問題

追加日:2016/06/02
「衆参同日選挙」と「消費税増税延期」の問題は、ともすればワンセットで議論されがちだが、この2つは分離して考えるべきだと、政治学者で慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏は言う。はたして、それはなぜか。この2つの問題に加わ...

グローバリゼーションの意味と対処法 (全1話)

収録日:2016/01/25
追加日:2016/03/14

グローバル化の歴史はいつから?国際化との違いは?

グローバリゼーションの意味と対処法

追加日:2016/03/14
なぜ今、あらためてグローバリゼーションなのか。それは、われわれが考える間もなく生活を覆い、日常に定着してしまった現象だからだ。政治学者で慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏が、グローバリゼーションの意味と対処法を考察する。

衆参同日選挙の可能性と争点 (全1話)

収録日:2016/01/25
追加日:2016/03/07

小選挙区制になって初のダブル選挙となるか?

衆参同日選挙の可能性と争点

追加日:2016/03/07
野党が力を失っている今、同日選挙は安定政権を狙う安倍首相にとって大きなチャンス!のはずだが、果たして? 政治学者で慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏が、衆参同日選挙の可能性とその争点について解説する。

選挙制度改革-問われる政党の覚悟 (全1話)

収録日:2016/01/25
追加日:2016/02/29

身を切るシンボルとしての定数削減では理論的根拠なし!

選挙制度改革-問われる政党の覚悟

追加日:2016/02/29
政治学者で慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏が、座長代理を務めた「衆議院選挙制度に関する調査会」の一員としての視点も交え、衆議院選挙制度改革と調査会の答申について解説する。改革における焦点は何と言っても「定数削減」と...

2016アメリカ大統領選の行方―予備選挙とトラン... (全1話)

収録日:2016/01/25
追加日:2016/02/22

エンターテイナーのトランプが最後まで残ってしまうのか

2016アメリカ大統領選の行方―予備選挙とトランプ現象

追加日:2016/02/22
今回のアメリカ大統領選の行方は非常に読みにくくなっていると、政治学者で慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授・曽根泰教氏は語る。最大の要因は、ドナルド・トランプ氏の存在だ。大統領選の制度自体が、トランプ氏を最後ま...

戦後レジームとは何か~IMF、自民党、リベラル (全3話)

収録日:2015/12/03
追加日:2016/01/04

「戦後レジーム」は日本のことではなく世界の話である

戦後レジームとは何か~IMF、自民党、リベラル(1)いまだ存続するIMF

追加日:2016/01/04
戦後の国際金融のシステムや手続きを決定したブレトンウッズ会議で発足したIMF(国際通貨基金)。それもまた「戦後レジーム」の一つだということは、あまり認識されていない。安倍首相は「戦後レジームからの脱却」というが、では...

自民党結党60年を経済成長の観点から総括する

戦後レジームとは何か~IMF、自民党、リベラル(2)結党60年・自民党の経済政策

追加日:2016/01/11
2015年で結党60年を迎えた自民党は、戦後日本の経済成長の推進者だったのか? いや、むしろ便乗者だったのか? 焼け跡からの復興から、所得倍増計画、ホンダやヤマト運輸の躍進、オイルショックから法人税減税の問題点まで、...

戦後のリベラルを振り返ると、今リベラルは大変旗色が悪い

戦後レジームとは何か~IMF、自民党、リベラル(3)リベラルの戦後史からの考察

追加日:2016/01/18
丸山真男、鶴見俊輔、加藤周一。それから、小泉信三、田中美知太郎、猪木正道、河合栄治郎に連なる人たちに、高坂正堯、永井陽之助。さらには、香山健一、佐藤誠三郎、西部邁、中嶋嶺雄まで――現在はリベラルには冬の時代だが、ひとく...

ケネディ演説の起源 (全1話)

収録日:2015/12/03
追加日:2015/12/28

あのケネディの名演説のルーツは高校時代にあった!

ケネディ演説の起源

追加日:2015/12/28
あの名演説には元ネタがあった!? 歴史に残るケネディ大統領の就任演説のルーツは、高校時代のある体験にあったのだという。政治学者で慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授・曽根泰教氏が、米英教育事情を絡めて語る。

「イベント経済」の限界 (全1話)

収録日:2015/09/15
追加日:2015/10/26

問題は五輪後! 経済効果に期待するあり方に疑問を提示

「イベント経済」の限界

追加日:2015/10/26
オリンピックや万博など「お祭り」の経済効果に期待する人がいる。しかし、祭りはあくまでも一時的なもので、本質的な問題は、日常的に売れるものが出せるかどうかだ。慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏が、「お祭り」による経済効...

「デザイン思考」を活かすには (全1話)

収録日:2015/09/15
追加日:2015/10/19

イノベーションには「デザイン」という要素も含まれる

「デザイン思考」を活かすには

追加日:2015/10/19
慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏が、「デザイン思考」の重要性を解説する。デザイン思考とは、デザイナーの感性を活かす方法で、商品開発のみならず社会システムにも応用できる。東京オリンピックの問題が象徴するように、全体の...

マグナ・カルタから考える「法の支配」と議院内閣制 (全1話)

収録日:2015/09/15
追加日:2015/10/12

マグナ・カルタに書かれた「法の支配」…近代立憲主義の起源

マグナ・カルタから考える「法の支配」と議院内閣制

追加日:2015/10/12
制定800年を迎えたマグナ・カルタの根本精神は、「法の支配」にある。全ての政治的実権を握っていた国王が、司法や立法、そして行政の権限を奪われることで、現在の議院内閣制は生まれた。慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏は、...

安保法制はなぜてこずったのか (全1話)

収録日:2015/09/15
追加日:2015/09/19

安保法制の審議は憲法審査会の議論で潮目が変わった

安保法制はなぜてこずったのか

追加日:2015/09/19
安保法制の審議は、なぜあれほどてこずったのか。慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏は、憲法審査会での「違憲」発言が世論に火をつけた点を重視する。加えて、本来ならば改憲すべき問題を、解釈変更で可能だとしたやり方にも問題は...

思考するときに相手の立場をどのくらい考えるか (全1話)

収録日:2015/07/13
追加日:2015/08/06

当たり前の教訓が一部政治家には当たり前ではないらしい

思考するときに相手の立場をどのくらい考えるか

追加日:2015/08/06
「相手の立場に立って考えなさい」。当たり前すぎる教訓のはずだが、一部の与党政治家には「当たり前」ではないらしい。政治学者・曽根泰教氏が、実際に体験したある驚くべき経験をもとに与党政治家のメンタルモデルに切り込む。

あなたの旗は何ですか? (全1話)

収録日:2015/07/13
追加日:2015/08/06

「改革」を望まない人間の心理 (全1話)

収録日:2015/07/13
追加日:2015/08/03

改革はなぜ進まないのか?

「改革」を望まない人間の心理

追加日:2015/08/03
移住、離婚、退職・退学。どれも本人にとっては「重い」決断で、決心が容易でないことは、誰しも共感するだろう。実は、政治や企業などの大きな組織の「改革」が進まないのも、これと同じ心理からきていると、政治学者・曽根泰教氏は...

ギリシャ問題を解き明かす~EUの問題点と日本へ... (全1話)

収録日:2015/07/13
追加日:2015/08/03

借金をしつつ国民投票でEU改革案を採決するのは筋違い

ギリシャ問題を解き明かす~EUの問題点と日本への教訓~

追加日:2015/08/03
「ギリシャ金融危機には、日本にとって教訓になることがいくつもがある」と、政治学者・曽根泰教氏は語る。それは一体何なのか。ギリシャ金融危機を通して見えてくるEUの問題とは何か。曽根氏がギリシャ問題を解き明かす。

政治とカネの問題 (全1話)

収録日:2015/03/10
追加日:2015/07/20

政治家の職業倫理は制度問題とも関係する

政治とカネの問題

追加日:2015/07/20
最近、補助金を受けた企業からの献金が問題になっている。政治とカネの問題は大変難しく、非常に研究しにくい分野だと政治学者・曽根泰教氏は言う。この問題は一体どこから話すべきなのか。また、寄附や情報開示についてはどうすべき...

マスコミと政治の距離~マスコミの使命と課題を考える (全1話)

収録日:2015/05/25
追加日:2015/06/29

マスコミは本来、与野党機能を果たすべき

マスコミと政治の距離~マスコミの使命と課題を考える

追加日:2015/06/29
政治学者・曽根泰教氏が、マスコミと政治の距離を中心に、マスコミの使命と課題について論じる。日本の新聞は各社それぞれの立場をとっており、その報道の基本姿勢は「客観報道」である。公的異議申し立てを前提とする中立的報道のあ...

2015年イギリス総選挙の結果 (全1話)

収録日:2015/05/25
追加日:2015/06/01

予想とは異なる「保守過半数」という結果が意味するもの

2015年イギリス総選挙の結果

追加日:2015/06/01
2015年5月のイギリスの総選挙は、予想に反して保守党が過半数を獲得した。なぜ、多くの予想とは異なる結果となったのか。また、辛うじて政権を死守した保守党およびイギリスとしての課題は何なのか。政治学者・曽根泰教氏の分析...

大阪都構想 (全1話)

収録日:2015/05/25
追加日:2015/05/28

そもそもどのような構想か、住民投票をどう考えるべきか

大阪都構想

追加日:2015/05/28
大阪都構想は2015年5月に住民投票が行われ、僅差ながら否決となった。そもそも大阪都構想とはどういったものなのか、住民投票をどう考えるべきなのか、ここで整理しておく必要があると政治学者・曽根泰教氏は言う。政令指定都市...

「70年談話」における賢い選択肢とは? (全1話)

収録日:2015/03/10
追加日:2015/05/07

政治争点化は日本にとって有利な道ではない

「70年談話」における賢い選択肢とは?

追加日:2015/05/07
日本の「戦後70年談話」は世界の注目の的となっているが、政治学者・曽根泰教氏は政治争点化しないことが非常に重要だと、その見識を示している。過去の談話を肯定しても否定しても、批判対象となってしまう日本の70年談話。そこ...

ヒラリー・クリントン氏出馬表明~2016米大統領選 (全1話)

収録日:2015/04/16
追加日:2015/04/23

豊富な経験、米国初の女性大統領―でも最大の弱点は画像?

ヒラリー・クリントン氏出馬表明~2016米大統領選

追加日:2015/04/23
ヒラリー・クリントン氏が2016年の米国大統領選への立候補を表明した。この背景には、幅広い中道リベラルの票を早めに取り込みたいクリントン陣営の思惑がある。経験豊富なクリントン氏は有利にも見えるが、実は彼女にも高齢とい...

夢のビジネススクール (全1話)

収録日:2015/03/10
追加日:2015/04/22

お金の使い方を研究するスクールがあってもいい?

夢のビジネススクール

追加日:2015/04/22
世界には多くのビジネススクールがある。特にアメリカを中心に発達したビジネススクールが有名で、留学をしてMBAを取る人も数多く存在する。しかし、政治学者で慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授・曽根泰教氏が考える「...

2015統一地方選中間総括 (全1話)

収録日:2015/04/16
追加日:2015/04/21

地方議員は相変わらず個人選挙―選挙制度改革の必要性

2015統一地方選中間総括

追加日:2015/04/21
政治学者・曽根泰教氏が、2015年4月に行われた第18回統一地方選挙の前半戦を読み解く。今回の選挙でも、従来通り、政党より候補者個人に投票する傾向が強かった。このままでは、政治のアイデアは個人止まりであり、政党に集約...

正しさの根拠 (全1話)

収録日:2015/03/10
追加日:2015/04/15

宗教的理念に基づく「正しさ」は世俗世界と大きく異なる

正しさの根拠

追加日:2015/04/15
政治学者・曽根泰教氏によれば、私たちは「正しさの根拠」をごく表層的なところに置いているのだそうだ。つまり、教科書や新聞に書いてあることを「正しい」と信じてしまう。事が宗教に及ぶと問題の根はさらに深くなる。正しさを手に...

小選挙区制度の是非 (全1話)

収録日:2015/03/10
追加日:2015/04/12

健全な競争条件と長期の人材育成が今後の課題

小選挙区制度の是非

追加日:2015/04/12
小選挙区比例代表並立制が導入されて、まもなく20年になる。民主党政権の誕生と挫折から、自民党の一強多弱体制へ。「政権交代」に希望はあるのか。政治学者・曽根泰教氏に小選挙区制度の是非を問う。

自民党「一強多弱」は何が問題か (全1話)

収録日:2015/03/10
追加日:2015/04/11

問題は議席の一党集中と政策論争の欠如

自民党「一強多弱」は何が問題か

追加日:2015/04/11
自民党の一党支配が続く中、息苦しい時代になってきた。一体いま何が起こっているのか。政治が生き生きとし、いい意味で力を発揮するための解決策はあるのか。政治学者・曽根泰教氏が今の日本と自民党の政治構造を読み解き、課題と打...

知識の3類型 (全1話)

収録日:2015/01/22
追加日:2015/02/20

野党とは何か (全1話)

収録日:2015/01/22
追加日:2015/02/19

岡田民主始動~政権奪取への課題~ (全1話)

収録日:2015/01/22
追加日:2015/02/02

得意分野だったはずなのに政府よりも遅れている!?

岡田民主始動~政権奪取への課題~

追加日:2015/02/02
2015年1月に代表選挙が行われ、岡田克也氏が新代表に就任した民主党。しかし、「民主党は、まず2000万票まで回復しなくてはならない」と曽根泰教氏は語る。そのためにはどうしたらよいのか。今回の民主党代表選挙から見える...

「移民問題」の要諦とは何か? (全1話)

収録日:2014/10/09
追加日:2015/01/16

厄介なのは「難解な日本語」という壁

「移民問題」の要諦とは何か?

追加日:2015/01/16
「移民」と聞いて、何をイメージするだろうか。工事現場の労働者? 外国人技能実習生の実態問題や違法移民? だが実はすでに相当数の外国人が日本で働いていて、社会を構成する重要なファクターとなっているという実態がある。感情...

「地方創生」に向けて (全1話)

収録日:2014/10/09
追加日:2014/12/25

人口移動は言葉と魅力の問題

「地方創生」に向けて

追加日:2014/12/25
日本の重要な課題の一つである地方問題。800ほどの自治体に消滅可能性があり、地方創生の議論が高まっている。人口問題はその重要なテーマだが、「東京一極集中対地方の衰退」という問題設定は正しくないと曽根泰教氏は指摘する。...

日本の右傾化・保守化について考える (全1話)

収録日:2014/10/09
追加日:2014/12/24

「戦争しないからいい」ではなく、どう国際貢献するかが鍵

日本の右傾化・保守化について考える

追加日:2014/12/24
日本は今、海外から保守化、右傾化が進んでいると見られている。日本は余裕がなくなり、大人の対応ができない時代になってきたと指摘する曽根泰教氏。なぜ日本は余裕がなくなったのか。今後どうすべきなのか。曽根氏が日本の右傾化・...

2014年総選挙の結果を総括する (全3話)

収録日:2014/12/15
追加日:2014/12/15

旧来型の選挙で自民党が勝利! 民主党に風は吹かなかった

2014年総選挙の結果を総括する(1)現政権現状維持も波乱含み

追加日:2014/12/15
今後の政権は「多くの波乱を含んだ現状維持だ」と曽根泰教氏は予測する。それはなぜか。そして、今回の選挙はどのような意味があったのか。曽根氏が選挙を総括し、今後の政権を占う。(全3話中第1話目)

政権交代は無理!結党以来初めて過半数下回った公認候補数

2014年総選挙の結果を総括する(2)前政権の政権運営に対する怒り

追加日:2014/12/16
総選挙後、民主党は73に議席数を増やした。しかし、曽根泰教氏の評価は厳しい。曽根氏の2014年選挙結果総括シリーズ第2話では、「民主党はなぜ回復しなかったのか」を問う。(全3話中第2話目)

投票率は2千万票をベースに風の吹き方次第で変動する

2014年総選挙の結果を総括する(3)消えた2千万票の意味

追加日:2014/12/17
2014年12月14日の衆院選の結果を受けて、曽根泰教氏が速報で語った総括シリーズ第3話。投票率と得票数と議席数。実数を検証・分析することで見えてくる、日本政治のシステムとは。その課題とは。(全3話中第3話目)

選挙結果の読み方 (全1話)

収録日:2014/12/11
追加日:2014/12/12

「消費増税先送り」解散の意味を問う (全1話)

収録日:2014/11/12
追加日:2014/11/17

自民党が「いま解散には一番いい時期」と判断する理由

「消費増税先送り」解散の意味を問う

追加日:2014/11/17
ここに来て、安倍晋三首相が消費税率10パーセントへの再引き上げを先送りすると判断した場合、直ちに衆議院を解散し、年内の総選挙に踏み切るとの見方が広がっている。この解散を成り立たせているいつかの要素やそのロジック、日本...

大学改革はサプライ・サイドの見直しから (全1話)

収録日:2014/07/14
追加日:2014/10/30

現在の問題は大学の「先生が多い」ことにある!?

大学改革はサプライ・サイドの見直しから

追加日:2014/10/30
少子化の進行に伴い、大学改革をめぐる議論が続いている。しかし、大学教育の「あるべき」論は、ともすると大学生の学力等の問題に置換され、大学側すなわちサプライ・サイドの姿勢が問われることは比較的少ない。この問題について、...

日本人の不得意科目~ユーゴスラヴィアの数え唄か... (全1話)

収録日:2014/07/14
追加日:2014/10/23

かつてのユーゴのように異民族、言語等での経験がない日本

日本人の不得意科目~ユーゴスラヴィアの数え唄から読む~

追加日:2014/10/23
サラエボ事件から100年。節目の年にかつてユーゴスラヴィアという国で流行った数え唄を思い出した曽根泰教氏。果たしてそのことが日本の不得意科目とどうつながってくるのか。具体的事例を交えながら、曽根氏が解説する。

イノベーションと経済成長 (全1話)

収録日:2014/07/14
追加日:2014/10/16

日本が抱える3つの「イノベーションのジレンマ」

イノベーションと経済成長

追加日:2014/10/16
イノベーションと経済成長が密接な関係にあるのは間違いないのだが、技術革新があれば経済成長につながると単純に語ることはできない。では、成長著しいインターネット分野を、イノベーションの観点からどう見るか? そこからさらに...

集団的自衛権論議の盲点~アメリカが「リスク要因... (全1話)

収録日:2014/07/14
追加日:2014/10/08

新安保が調印された時代のアメリカと今のアメリカは別物

集団的自衛権論議の盲点~アメリカが「リスク要因」となる可能性

追加日:2014/10/08
湾岸戦争、9・11、イラク戦争を経て、「アメリカの正義」は絶対ではないことが露呈した。「常に正しく強いアメリカ」は過去の幻想と言っていい。集団的自衛権行使容認によって日米同盟の強化に向かおうとする今の日本は、手を結ぼ...

グローバルとローカル~それぞれの論点の違い~ (全1話)

収録日:2014/09/11
追加日:2014/10/02

高付加価値に特化し成功した「川上村のレタス」に学ぶ

グローバルとローカル~それぞれの論点の違い~

追加日:2014/10/02
激化するグローバル競争の真っ只中にいる日本経済。しかし、その約7割は、グローバル競争とは全く異なるゲームのルールで動いているという現実がある。曽根泰教氏が、グローバルとローカルのそれぞれの論点の違いを明らかにし、日本...

日本のジャーナリズムを建て直すために~朝日新聞... (全1話)

収録日:2014/09/11
追加日:2014/09/28

叩かれ弱く問題の撤退戦がうまくいかなかった大手メディア

日本のジャーナリズムを建て直すために~朝日新聞の慰安婦問題を斬る~

追加日:2014/09/28
朝日新聞が2014年8月5日と6日に掲載した慰安婦問題の特集をきっかけに、今さまざまな議論が起こっている。曽根泰教氏が問題の要因や背景を解説しつつ、日本のジャーナリズムを建て直すための重要なポイントを語る。

内閣改造とは何か~安倍政権の内閣改造を分析・評... (全1話)

収録日:2014/09/11
追加日:2014/09/21

安倍・菅体制で官邸からのコントロールが相当利いている

内閣改造とは何か~安倍政権の内閣改造を分析・評価する~

追加日:2014/09/21
地方創生や女性の登用を目玉として打ち出した2014年9月の安倍政権の内閣改造。曽根泰教氏が安倍政権の特徴を明らかにしつつ、今回の内閣改造を分析・評価し、内閣改造の本質を浮き彫りにする。

野党再編 (全2話)

収録日:2014/07/14
追加日:2014/08/28

民主党は稀有な例! 今の選挙制度で野党の政権奪取は困難

野党再編(1)再編とは何か

追加日:2014/08/28
「野党再編」と聞いて出てくるのは、「ないものねだり」と「見果てぬ夢」と語る曽根泰教氏。果たして野党再編とはそれほど困難なものなのか、2回に分けて考えていきたい。第1回目は「再編とは何か」。野党再編に必要なもの、またそ...

新聞大手5紙の過去10年分の社説を調べて分かったこと

野党再編(2)対立軸と選択

追加日:2014/09/04
野党再編について考える第2回。今回のテーマは「対立軸」。対立軸がはっきりすれば、国民は選択できるという考え方があるが、果たしてそうなのか。また野党再編において野党に求められるものは何か。対立軸を手すりに考えていきたい...

カントリークラブの発想 (全1話)

収録日:2014/05/28
追加日:2014/08/21

メンバーシップを発揮させる仕組みの地方導入は有効?

カントリークラブの発想

追加日:2014/08/21
英米のカントリークラブの発想、あるいは自律分散協調型システム、クラウドコンピューティングの構造が、日本の地方自治・地方分権を組み立て直す際の参考になるだろうと曽根泰教氏は言う。その真意を説く。

法人税改革の三つの論点 (全1話)

収録日:2014/05/28
追加日:2014/08/01

黒字申告割合が3割―日本の納税企業率の驚異的な低さ

法人税改革の三つの論点

追加日:2014/08/01
日本企業の黒字申告割合は3割に満たない。国の歳出増大が続く中、法人税増収のための活路はどこにあるのか。国と企業、政治と経済の間に横たわる「法人税改革」に必要な三つの論点を曽根泰教氏が見抜く。

「税と社会保障と保険料の一体改革」の必要性 (全1話)

収録日:2014/05/28
追加日:2014/07/24

莫大な給付金の半分弱を税と国債に依存することが問題

「税と社会保障と保険料の一体改革」の必要性

追加日:2014/07/24
日本の社会保障制度はもうとうに破綻している。消費増税による補填は焼け石に水で、根本的な問題は何ら解決も改善もしていない。日本の財政が社会保障負担によってどれほど深刻な危機に陥っているか、何割の国民が直視しているだろう...

あなたは「お米」を食べていますか? (全1話)

収録日:2014/05/28
追加日:2014/07/17

ワインは芸術品、日本酒や和牛は?…銘柄とブランド戦略

あなたは「お米」を食べていますか?

追加日:2014/07/17
 皆さんは、「お米」や「日本酒」などの一般名詞で物を買ったり食べたりしていないのではないでしょうか――曽根泰教氏はこのように問う。それならば私たちは、一体何を買ったり食べたりしているのだろうか? 曽根氏がブランドと農産...

政策誘導が困難な「少子化・高齢化・グローバリゼ... (全1話)

収録日:2014/05/28
追加日:2014/07/10

非婚化の時代に「結婚しろ」と政策誘導できるのか?

政策誘導が困難な「少子化・高齢化・グローバリゼーション」

追加日:2014/07/10
例えば「結婚」や「出産」という最も私的なトピックが、「晩婚・非婚・少子化」という社会問題に直結するところに、現代の課題解決の難しさが潜む、と曽根泰教氏。従来のトップダウン式の施策は用をなさない。イノベーションや制度改...

アベノミクスの行方を読む~量的緩和とインフレ期待~ (全1話)

収録日:2014/05/28
追加日:2014/07/03

成長戦略に注目する声もあるが市場の本心は再度の量的緩和

アベノミクスの行方を読む~量的緩和とインフレ期待~

追加日:2014/07/03
安倍政権発足から1年と半年が過ぎた今、アベノミクスへの不安が広がっている。昨年12月に暴落した株価や、今年4月から8パーセントに上がった消費税の影響など、果たして今後アベノミクスはどうなっていくのか。第一の矢である量...

量的緩和で日本経済の体質改善は果たせるか? (全1話)

収録日:2014/05/28
追加日:2014/06/26

大切なのは量的緩和で買った時間で日本の将来を考えること

量的緩和で日本経済の体質改善は果たせるか?

追加日:2014/06/26
不況下において、世界中で量的緩和政策がとられ、日本でも大規模な量的緩和を推進してきた。この人類にとってはいわば未知の領域において、日本が手に入れたものとは何なのか? そして、日本はそれを今後の経済政策にどのように生か...

「おもてなし」のビジネスモデル (全1話)

収録日:2014/03/24
追加日:2014/05/29

駅前大学の限界 (全1話)

収録日:2014/03/24
追加日:2014/05/29

欧米一流校のレジデンシャルカレッジ機能をどう代替する?

駅前大学の限界

追加日:2014/05/29
日本の大学は今、都市部に回帰する「駅前大学」化が進んでいる。しかし、このままでは、グローバル人材の育成能力で欧米の大学にかなわない、と曽根泰教氏は警鐘を鳴らす。では、日本の大学にはいったい何が足りないと言うのか。そし...

特区は長崎出島か (全1話)

収録日:2014/03/24
追加日:2014/04/17

特区の中だけで解決しようするなら鎖国時代の出島と同じ

特区は長崎出島か

追加日:2014/04/17
現在、日本で進められている国家戦略特区の構想。しかし、「それは長崎出島ではないか」と、疑問を投げかける曽根泰教氏。果たしてその意図とは? 特区が持つ性格を解説しながら、日本の特区構想の問題点を指摘する。

戦略的国際広報のすすめ (全1話)

収録日:2014/03/24
追加日:2014/04/10

Diaoyou Islands? それとも尖閣?

戦略的国際広報のすすめ

追加日:2014/04/10
「ガラパゴス」に象徴される内向き国家・日本。政府周辺の言動が海外の誤解を呼ぶ事態も頻発している昨今、「外への発信力」を磨く方法はあるのか。曽根泰教氏が「戦略的国際広報」の重要性を唱える。

中央銀行の役割 (全1話)

収録日:2012/11/20
追加日:2014/03/27

インフレターゲット論の欠陥とは?

中央銀行の役割

追加日:2014/03/27
巷に溢れる金融緩和論。では、無制限にお金を供給すればインフレは起こり、実体経済は本当に回復するのか?従来型の金融政策の限界点やインフレターゲット論の問題点を論じつつ、中央銀行がとるべき姿勢と役割を示唆する。

身近なノーベル賞 (全1話)

収録日:2013/10/30
追加日:2014/03/20

ノーベル賞をたくさん取りたければ評価システムの確立を

身近なノーベル賞

追加日:2014/03/20
日本では大変権威があるノーベル賞だが、海外では非常に身近な存在である。受賞者の傾向や評価システムを紹介しながら、日本がノーベル賞受賞者数を増やすためには何が必要か、そのヒントやその方策について迫る。

セブンマイナスプラン~平均寿命と健康寿命の差~ (全1話)

収録日:2013/11/15
追加日:2014/03/13

健康寿命が延びれば医療費問題解決にも資する!

セブンマイナスプラン~平均寿命と健康寿命の差~

追加日:2014/03/13
平均寿命と健康寿命の差である7年を如何に縮めるかという「セブンマイナスプラン」。健康寿命の概念や平均寿命と健康寿命の差の動向、健康寿命を延ばすための厚労省の取り組みなどを紹介しながら、このアイディアの本質的な意義につ...

インターネットのもつ大きな力:われわれは、Good ... (全1話)

収録日:2013/09/13
追加日:2014/03/06

20世紀と21世紀の違いはインターネットの存在

インターネットのもつ大きな力:われわれは、Good Questionをつくり、Good Answerを引き出したい

追加日:2014/03/06
筆記の時代から印刷の時代を経てインターネットの時代に入った21世紀。本編ではインターネットの三つの特徴を挙げながら、本メディア「テンミニッツTV」において、インターネットを活用し、われわれがこれから行おうとしていることを...

政界再編の異なる考え方 (全1話)

収録日:2012/11/20
追加日:2014/02/24

永田町の数合せの論理とは意味合いが違う

政界再編の異なる考え方

追加日:2014/02/24
政界再編とは単なる政党の離合集散や数合わせではない。英米における政界再編の代表的事例も挙げながら、「風」の成行きではなく、持続性を持った支持基盤を政党が得るためには何が必要かを指摘する。

政党をどう見るか:日米の違い (全1話)

収録日:2012/11/10
追加日:2014/02/24

「米国型選挙+英国型国会」が日本の政治の難しさの一つ

政党をどう見るか:日米の違い

追加日:2014/02/24
アメリカ型の個人選挙とイギリス型の政党・国会運営の合体型である日本の政治システムの難しさや、米英における選挙や政党の特色等を明らかにしながら、日本の政治制度改革のためには如何なるレビューが必要となるかを解説する。

「保守主義」の分類とその尺度について (全1話)

収録日:2013/09/13
追加日:2014/02/24

「保守」と一言で言うけれど、その中身はかなり多様

「保守主義」の分類とその尺度について

追加日:2014/02/24
保守主義とは何かを考えるにはその多様な分類と尺度を考慮しなければならない。ここでは政治、経済のみならず、社会的、また思想的な観点からも「保守」を論じ、多様さゆえの保守主義の価値にも言及する。

政権交代時代のリーダー (全1話)

収録日:2013/10/30
追加日:2014/02/24

今こそ10年でトップリーダーになれるモデルを準備すべき

政権交代時代のリーダー

追加日:2014/02/24
政権交代が当たり前の時代。しかし未だ残る55年体制のシステム。日英のトップリーダー育成の相違も挙げながら、政権交代のシステムを動かすためにいま何をすべきなのか、野党が取るべき道を提示する。

日本のビジョンの二つの考え方 (全1話)

収録日:2013/11/15
追加日:2014/02/24

日本の未来を曖昧にする相反する2つのビジョンを考える

日本のビジョンの二つの考え方

追加日:2014/02/24
日本のビジョンを考える上では二つの立場と考え方が混在しており、ビジョンそのものを曖昧にさせている。本編ではその二つの考え方の相違点を挙げながら、ビジョンを考える上での方策を提示する。

二つのビジョンの観点:少数のトップと社会全体の違い (全1話)

収録日:2013/12/12
追加日:2014/02/24

「先端を伸ばす」と「全体を解決する」ではビジョンが違う

二つのビジョンの観点:少数のトップと社会全体の違い

追加日:2014/02/24
「日本のビジョンの二つの考え方」で解説した論点をさらに掘り下げて、なぜ二つのビジョンの違いが生まれるのかを明示し、ビジョンや将来の戦略を描くためには何が必要かを解説する。

政権交代とねじれ国会 (全1話)

収録日:2013/12/12
追加日:2014/02/24

政権が代われば、その前後では必ずねじれている

政権交代とねじれ国会

追加日:2014/02/24
衆参両院の多数が異なる状態を「ねじれ」という。大統領制と議院内閣制における「ねじれ」の対比や、政権交代と「ねじれ」との関係を解説し、「ねじれ」を如何にとらえ対処すべきかを論じる。

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