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天皇と憲法と近代日本(2)福沢諭吉の構想力

4. 徳義の風俗を維持できるのは帝室のみ

公開日:2019/10/19
出演者:江崎道朗(評論家)
福沢諭吉は、「政府は富国強兵でいい。一方、皇室は、貧しい人や苦しんでいる人を助ける役割を果たすべき」と説いた。福沢が考えた「皇室が貧苦を救うべき理由」は、まさに福沢らしい深い洞察に裏打ちされたものであった。だが実際には、社会の現実が、福沢の想定を追い抜いていく。かくして、近代日本は徐々に危機に瀕していくのである。刮目の皇室論。
天皇と憲法と近代日本(2)福沢諭吉の構想力
1. 「天は人の上に人を造らず」だが皇室は?
2. 皇室は国民全体を支えるコモンローである
3. 「民心軋轢の惨状」の緩和は天下無上の美事
4. 徳義の風俗を維持できるのは帝室のみ
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