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斎藤環

斎藤環

さいとうたまき

精神科医/筑波大学名誉教授
1961年、岩手県生まれ。医学博士(筑波大学)。筑波大学医学研究科博士課程修了。2013年、筑波大学医学医療系保健医療学域社会精神保健学分野教授に着任。2024年4月より筑波大学名誉教授。オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン共同代表。専門は思春期・青年期の精神病理学・病跡学、「ひきこもり」の治療・支援ならびに啓蒙活動。

著書に『「自傷的自己愛」の精神分析』(角川新書)『改訂版 社会的ひきこもり』(PHP新書)『承認をめぐる病』(ちくま文庫)『世界が土曜の夜の夢なら―ヤンキーと精神分析』(角川書店、角川財団学芸賞)『オープンダイアローグとは何か』(医学書院)『「社会的うつ病」の治し方』(新潮選書) 、共著に『臨床のフリコラージュ:心の支援の現在地』(青土社)『心を病んだらいけないの?:うつ病社会の処方箋』(新潮選書、第19回小林秀雄賞) 『新版 ひきこもりのライフプラン――「親亡き後」をどうするか』(岩波ブックレット)など多数。

メンタルヘルスの現在地とこれから (全6話)

収録日:2024/04/17
追加日:2024/06/15

なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る

メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか

追加日:2024/06/15
組織のリーダーにとって、メンバーのメンタルヘルスは今や最重要課題になっている。組織として目標達成が大事であることは間違いないが、同時に一人ひとりの個性を見極め、適材適所で割り振っていく「合理的配慮」も求められている。...

昭和の常識は非常識…令和の世ではマイクロアグレッション

メンタルヘルスの現在地とこれから(2)職場のコミュニケーション

追加日:2024/06/22
時代に伴ってコミュニケーションは変化する。昭和の時代、職場では今でいうハラスメント(パワハラ、セクハラなど)的なコミュニケーションをよく見かけたが、現在では「マイクロアグレッション」といわれる、本人も自覚しない微妙な...

ワークライフバランスがストレス!?…仕事と家庭の両立は

メンタルヘルスの現在地とこれから(3)世代論とワークライフバランス

追加日:2024/06/29
「日本の若者は世界で最も自己肯定感が低い」といわれているが、それはなぜか。バブル世代とバブル崩壊後に就職した就職氷河期世代の違いは、彼らが思春期・青年期を過ごした当時の社会が上向きなのか、凋落しているのかといったこと...

「1on1」の効果は?メンバーの不調を見逃さないためのケア

メンタルヘルスの現在地とこれから(4)3つの予防と4つのケア

追加日:2024/07/06
メンタルヘルスの領域において予防には3種類ある。一次予防、二次予防、三次予防という段階ごとの予防で、さらに職場でのケアには4種類あるのだが、実際に上司、あるいは同僚として職場のメンバーの不調やその兆候を見逃さないために...

新型うつ、発達障害…「仕事」や「コミュ力」にも寛容性を

メンタルヘルスの現在地とこれから(5)新型うつと発達障害

追加日:2024/07/13
近年、増えているといわれる「新型うつ」や「発達障害」について、どう考えればいいのか。「コミュ力」が高い人が偉いという社会的風潮が蔓延する中、そうでない人が相対的に目立ってしまい偏見を持たれることがあるのだが、そうした...

フィンランドで始まったオープンダイアローグの活用法とは

メンタルヘルスの現在地とこれから(6)職場で生かすオープンダイアローグ

追加日:2024/07/20
フィンランドの西ラップランドで始まったオープンダイアローグは、近年、日本でも注目される精神医学上の手法である。統合失調症に対する治療的介入の手法として始まり、大きな成果を上げている。行われるのは普通の対話だが、対話に...

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